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〘733㌻〙

第1章

1 アダム、セツ、エノス 2 ケナン、マハラレル、ヤレド 3 エノク、メトセラ、ラメク 4 ノア、セム、ハム、ヤペテ

5 ヤベテの子等こらはゴメル、マゴグ、マデア、ヤワン、トバル、メセク、テラス 6 ゴメルの子等こらはアシケナズ、リパテ、トガルマ 7 ヤワンの子等こらはエリシヤ、タルシシ、キツテム、ドダニム

8 ハムの子等こらはクシ、ミツライム、プテ、カナン 9 クシの子等こらはセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカ、ラアマの子等こらはセバとデダン 10 クシ、ニムロデを生うめり彼かれはじめて世よの權力ちからある者ものとなれり 11 ミツライムはルデ族びとアナミ族びとレハビ族びとナフト族びと 12 パテロス族びとカスル族びとカフトリ族びとを生うめりカスル族びとよりペリシテ族びと出いでたり 13 カナンその冡子うひごシドンおよびヘテを生うみ 14 またヱブス族びとアモリ族びとギルガシ族びと 15 ヒビ族びとアルキ族びとセニ族びと 16 アルワデ族びとゼマリ族びとハマテ族びとを生うめり

17 セムの子等こらはエラム、アシユル、アルバクサデ、ルデ、アラム、ウズ、ホル、ゲテル、メセク 18 アルバクサデ、シラを生うみシラ、エベルを生うめり 19 エベルに二人ふたりの子こ生うまれたりその一人ひとりの名なをベレグ(分󠄃わかれ)と曰いふ其そは彼かれの代よに地ちの人ひと散ちり分󠄃わかれたればなりその弟おとうとの名なをヨクタンと曰いふ 20 ヨクタンはアルモダデ、シヤレフ、ハザルマウテ、ヱラ 21 ハドラム、ウザル、デクラ 22 エバル、アビマエル、シバ 23 オフル、ハビラおよびヨハブを生うめり是等これらはみなヨクタンの子こなり

24 セム、アルバクサデ、シラ 25 エベル、ベレグ、リウ 26 セルグ、ナホル、テラ 27 アブラム是これすなはちアブラハムなり
 733㌻ 

28 アブラハムの子等こらはイサクおよびイシマエル 29 彼かれらの子孫しそんは左さのごとしイシマエルの冡子うひごはネバヨテ次󠄄つぎはケダル、アデビエル、ミブサム 30 ミシマ、ドマ、マツサ、ハダデ、テマ 31 ヱトル、ネフシ、ケデマ、イシマエルの子孫こらは是かくの如ごとし

32 アブラハムの妾そばめケトラの生うめる子こは左さのごとし彼かれジムラン、ヨクシヤン、メダン、ミデアン、イシバク、シユワを生うめりヨクシヤンの子等こらはシバおよびデダン 33 ミデアンの子等こらはエバ、エペル、ヘノク、アビダ、エルダア是等これらはみなケトラの生うめる子こなり〘564㌻〙

34 アブラハム、イサクを生うめりイサクの子等こらはヱサウとイスラエル

35 エサウの子等こらはエリバズ、リウエル、ヱウシ、ヤラム、コラ 36 エリバズの子等こらはテマン、オマル、ゼビ、ガタム、ケナズ、テムナ、アマレク 37 リウエルの子等こらはナハテ、ゼラ、シヤンマ、ミツザ

38 セイの子等こらはロタン、シヨバル、ヂベオン、アナ、デシヨン、エゼル、デシヤン 39 ロタンの子等こらはホリとホマム、ロタンの妹いもうとはテムナ 40 シヨバルの子等こらはアルヤン、マナハテ、エバル、シピ、オナム、ヂベオンの子等こらはアヤとアナ 41 アナの子等こらはデシヨン、デシヨンの子等こらはハムラム、エシバン、イテラン、ケラン、 42 エゼルの子等こらはビルハン、ザワン、ヤカン、デシヤンの子等こらはウズおよびアラン

43 イスラエルの子孫しそんを治をさむる王わういまだ有󠄃あらざる前󠄃さきにエドムの地ちを治をさめたる王等わうたちは左さのごとしベオルの子こベラその都城󠄃みやこの名なはデナバといふ 44 ベラ薨しにてボズラのゼラの子こヨバブこれに代かはりて王わうとなり 45 ヨバブ薨しにてテマン人びとの地ちのホシヤムこれにかはりて王わうとなり
 734㌻ 
46 ホシヤム薨しにてベダデの子こハダデこれにかはりて王わうとなれり彼かれモアブの野のにてミデアン人びとを擊うてりその都城󠄃みやこの名なはアビテといふ 47 ハダデ薨しにてマスレカのサムラこれに代かはりて王わうとなり 48 サムラ薨しにて河かはの旁ほとりなるレホボテのサウルこれに代かはりて王わうとなり 49 サウル薨しにてアクボルの子こバアルハナンこれに代かはりて王わうとなり 50 バアルハナン薨しにてハダデこれにかはりて王わうとなれりその都城󠄃みやこの名なはパイといふその妻つまはマテレデの女子むすめにして名なをメヘタベルといへりマテレデはメザハブの女むすめなり 51 ハダデも薨しにたり  エドムの諸侯しよこうは左さのごとし、テムナ侯こうアルヤ侯こうヱテテ侯こう

52 アホリバマ侯こうエラ侯こうピノン侯こう 53 ケナズ侯こうテマン侯こうミブザル侯こう 54 マグデエル侯こうイラム侯こうエドムの諸侯しよこうは是かくのごとし

第2章

1 イスラエルの子等こらは左さのごとしルベン、シメオン、レビ、ユダ、イツサカル、ゼブルン 2 ダン、ヨセフ、ベニヤミン、ナフタリ、ガド、アセル

3 ユダの子等こらはエル、オナン、シラなり この三人にんはカナンの女むすめバテシユアがユダによりて生うみたるなり ユダの長子うひごエルはヱホバの前󠄃まへに惡あしき事ことをなしたれば之これを殺ころしたまへり 4 ユダの媳よめタマルはユダによりてペレヅとゼラとを生うめりユダの子等こらは都合あはせて五人にんなりき〘565㌻〙

5 ペレヅの子等こらはヘヅロンおよびハムル 6 ゼラの子等こらはジムリ、エタン、ヘマン、カルコル、ダラ都合あはせて五人にん 7 カルミの子こはアカル、アカルは詛のろはれし物ものにつきて罪つみを犯をかしてイスラエルを惱なやませし者ものなり 8 エタンの子こはアザリヤ

9 ヘヅロンに生うまれたる子等こらはヱラメル、ラム、ケルバイ 10 ラム、アミナダブを生うみアミナダブ、ナシヨンを生うめりナシヨンはユダの子孫ひと〴〵の牧伯きみなり
 735㌻ 
11 ナシヨン、サルマを生うみサルマ、ボアズを生うみ 12 ボアズ、オベデを生うみ、オベデ、ヱツサイを生うめり 13 ヱツサイの生うめる者ものは長子うひごはエリアブ その次󠄄つぎはアミナダブ その三はシヤンマ 14 その四はネタンエル その五はラダイ 15 その六はオゼム その七はダビデ 16 かれらの姉妹しまいはゼルヤとアビガル、ゼルヤの產うめる子こはアビシヤイ、ヨアブ、アサヘルあはせて三人にん 17 アビガルはアマサを產うめり アサの父󠄃ちゝはイシマエル人びとヱテルといふ者ものなり

18 ヘヅロンの子こカレブはその妻つまアズバによりまたヱリオテによりて子こを擧まうけたりその產うめる子等こらは左さのごとし ヱシル、シヨバブおよびアルドン 19 アズバ死しにたればカレブまたエフラタを娶めとれり エフラタ、カレブによりてホルを產うめり 20 ホル、ウリを生うみ ウリ、ベザレルを生うめり

21 その後のちヘヅロンはギレアデの父󠄃ちゝマキルの女むすめの所󠄃ところにいれりその之これを娶めとれる時ときは六十歳さいなりき彼かれヘヅロンによりてセグブを產うめり 22 セグブ、ヤイルを生うめりヤイルはギレアデの地ちに邑まち二十三を有󠄃もてり 23 然しかるにゲシユルおよびアラム彼等かれらよりヤイルの邑々まち〳〵およびケナテとその郷里むらざとなど都合あはせて六十の邑まちを取とれり是これ皆みなギレアデの父󠄃ちゝマキルの子等こらなりき 24 ヘヅロン、カレブエフテタに死しにて後のちヘヅロンの妻つまアビヤその子こアシユルを生うめりアシユルはテコアの父󠄃ちゝなり

25 ヘヅロンの長子うひごヱラメルの子等こらは長子うひごはラム 次󠄄つぎはブナ、オレン、オゼム、アヒヤ 26 ヱラメルはまた他ほかの妻つまをもてりその名なをアタラといふ彼かれはオナムの母はゝなり 27 ヱラメルの長子うひごラムの子等こらはマアツ、ヤミン、エケル 28 オナムの子等こらはシヤンマイ、ヤダ、シヤンマイの子等こらはナダブおよびアビシユル 29 アビシユルの妻つまの名なはアビハイルといふ彼かれアバンおよびモリデを生うめり 30 ナダブの子等こらはセレデおよびアツパイム、セレデは子こなくして死しねり
 736㌻ 
31 アツパイムの子こはイシ、イシの子こはセシヤン、セシヤンの子こはアヘライ〘566㌻〙 32 シヤンマイの兄弟きやうだいヤダの子こはヱテルおよびヨナタン、ヱテルは子こなくして死しねり 33 ヨナタンの子等こらはペレテおよびザザ、ヱラメルの子孫しそんは斯かくのごとし 34 セシヤンは男子なんしなくして惟たゞ女子によしありしのみなるがセシヤンにヤルハと名なづくるエジプトの僕しもべありければ 35 セシヤンその女むすめをこの僕しもべヤルハに與あたへて妻つまとなさしめたり彼かれヤルハによりてアツタイを生うめり 36 アツタイ、ナタンを生うみナタン、ザバデを生うみ 37 ザバデ、エフラルを生うみ エフラル、オベデを生うみ 38 オベデ、ヱヒウを生うみ ヱヒウ、アザリヤを生うみ 39 アザリヤ、ヘレヅを生うみ ヘレヅ、ヱレアサを生うみ 40 ヱレアサ、シスマイを生うみ シスマイ、シヤルムを生うみ 41 シヤルム、ヱカミヤを生うみ ヱカミヤ、エリシヤマを生うめり

42 ヱラメルの兄弟きやうだいカレブの子等こらはその長子うひごをメシヤといふ是これはジフの父󠄃ちゝなり ジフの子こはマレシヤ、マレシヤはヘブロンの父󠄃ちゝなり 43 ヘブロンの子等こらはコラ、タツプア、レケム、シマ 44 シマはラハムを生うめり ラハムはヨルカムの父󠄃ちゝなり レケムはシヤンマイを生うめり 45 シヤンマイの子こはマオン、マオンはベテスルの父󠄃ちゝなり 46 カレブの妾そばめエパでハラン、モザおよびガゼズを產うめり ハランはガゼズを生うめり 47 ヱダイの子等こらはレゲム、ヨタム、ゲシヤン、ペレテ、エバ、シヤフ 48 カレブの妾そばめマアカはシベルおよびテルハナを生うみ 49 またマデマンナの父󠄃ちゝシヤフおよびマクベナとギベアの父󠄃ちゝシワを生うめり カレブの女子むすめはアクサといふ

50 カレブの子孫しそんは左さのごとしエフラタの長子うひごホルの子こはキリアテヤリムの父󠄃ちゝシヨバル 51 ベテレヘムの父󠄃ちゝサルマおよびベテカデルの父󠄃ちゝハレフ 52 キリアタヤリムの父󠄃ちゝシヨバルの子等こらはハロエにメヌコテ人びとの半󠄃なかば 53 またキリアテヤリムの宗族やからはイテリ族びとプヒ族びとシユマ族びとミシラ族びと 是等これらよりザレア族びとおよびエシタオル族びと出いでたり 54 サルマの子孫しそんはベテレヘム、ネトバ族びとアタロテベテヨアブ、マナハテ族びとの半󠄃なかばおよびゾリ族びと 55 ならびにヤベヅに住󠄃すめる諸士しよしの宗族やからすなはちテラテ族びとシメアテ族びとスカテ族びと是等これらはケニ人びとにしてレカブの家いへの先祖せんぞハマテより出いでたる者ものなり
 737㌻ 

第3章

1 ヘブロンにて生うまれたるダビデの子等こらは左さのごとし長子うひごはアムノンといひてヱズレル人びとアヒノアムより生うまれ其その次󠄄つぎはダニエルといひてカルメル人びとアビガルより生うまる 2 その三はアブサロムといひてゲシユルの王わうタルマイの女むすめマアカの生うめる子こ其その四はアドニヤといひてハギテの生うめる子こなり〘567㌻〙 3 その五はシバテヤといひてアビタルより生うまれ其その六はイテレアムといひて妻つまエグラより生うまる 4 この六人にんヘブロンにてかれに生うまれたりダビデ彼處かしこにて王わうたりし事こと七年ねんと六箇か月󠄃げつまたヱルサレムにて王わうたりし事こと三十三年ねん 5 ヱルサレムにて生うまれたるその子等こらは左さのごとしシメア、シヨバブ、ナタン、ソロモンこの四人にんはアンミエルの女むすめバテシユアより生うまる 6 またイブハル、エリシヤマ、エリペレテ 7 ノガ、ネペグ、ヤピア 8 エリシヤマ、エリアダ、エリペレテの九人にん 9 是これみなダビデの子こなり此この外ほかにまた妾等そばめどもの生うめる子等こらあり彼かれらの姉妹しまいにタマルといふ者ものあり

10 ソロモンの子こはレハベアムその子こはアビヤその子こはアサその子こはヨシヤパテ 11 その子こはヨラムその子こはアハジアその子こはヨアシ 12 その子こはアマジヤその子こはアザリヤモの子こはヨタム 13 その子こはアハズその子こはヒゼキヤその子こはマナセ 14 その子こはアモンその子こはヨシア 15 ヨシアの子等こらは長子うひごはヨハナンその次󠄄つぎはヱホヤキムその三はゼデキヤその四はシヤルム 16 ヱホヤキムの子等こらはその子こはヱコニアその子こはゼデキヤ 17 俘擄人とらはれびとヱコニアの子等こらはその子こシヤルテル 18 マルキラム、ペダヤ、セナザル、ヱカミア、ホシヤマ、ネダビヤ 19 ペダヤの子等こらはゼルバベルおよびシメイ、ゼルバベルの子等こらはメシユラムおよびハナニヤその姉妹しまいにシロミテといふ者ものあり
 738㌻ 
20 またハシユバ、オヘル、ベレキヤ、ハサデヤ、ユサブヘセデの五人にんあり 21 ハナニヤの子等こらはベラテヤおよびヱサヤまたレバヤの子等こらアルナンの子等こらオバデヤの子等こらシカニヤの子等こらあり 22 シカニヤの子こはシマヤ、シマヤの子等こらはハツトシ、イガル、バリア、ネアリア、シヤパテの六人にん 23 ネアリアの子等こらはエリヨエナイ、ヒゼキヤ、アズリカムの三人にん 24 エリヨエナイの子等こらはホダヤ、エリアシブ、ペラヤ、アツクブ、ヨハナン、デラヤ、アナニの七人にん

第4章

1 ユダの子等こらはペレヅ、ヘヅロン、カルミ、ホル、シヨバル 2 シヨバルの子こレアヤ、ヤハテを生うみヤハテ、アホマイおよびラハデを生うめり是等これらはザレア人びとの宗族やからなり 3 エタムの父󠄃ちゝの生うめる者ものは左さのごとしヱズレル、イシマおよびイデバシその姉妹しまいの名なはハゼレルポニといふ 4 ゲドルの父󠄃ちゝペヌエル、ホシヤの父󠄃ちゝエゼル是等これらはベテレヘムの父󠄃ちゝエフラタの長子うひごホルの子等こらなり〘568㌻〙 5 テコアの父󠄃ちゝアシユルは二人ふたりの妻つまを有󠄃もてり即すなはちヘラとナアラ 6 ナアラ、アシユルによりてアホザム、へペル、テメニおよびアハシタリを產うめり是等これらはナアラの產うめる子こなり 7 ヘラの產うめる子こはゼレテ、ヱゾアル、エテナン 8 ハツコヅはアヌブおよびゾベバを產うめり ハルムの子こアハルヘルの宗族やからも彼かれより出いづ 9 ヤベヅはその兄弟きやうだいの中うちにて最もつとも尊󠄅たふとばれたる者ものなりきその母はゝ我われくるしみてこれを產うみたればといひてその名なをヤベヅ(くるしみ)と名なづけたり 10 ヤベヅ、イスラエルの神かみに龥よばはり我われを祝福めぐみに祝福めぐみて我わが境さかひを擴󠄂おしひろめ御手みてをもて我われを助たすけ我われをして災難わざはひに罹かゝりてくるしむこと無なからしめたまへと言いへり神かみその求もとむる所󠄃ところを允ゆるしたまふ 11 シユワの兄弟きやうだいケルブはメヒルを生うめりメヒルはエシトンの父󠄃ちゝなり 12 エシトンはベテラパ、パセアおよびイルハナシの父󠄃ちゝテヒンナを生うめり是等これらはレカの人ひとなり 13 ケナズの子等こらはオテニエルおよびセラヤ、オテニエルの子こはハタテ
 739㌻ 
14 メオノタイはオフラを生うみセラヤはヨアブを生うめりヨアブはカラシム(工匠たくみ)谷だにの人々ひと〴〵の父󠄃ちゝなり彼處かしこのものは工匠たくみなればかくいふ 15 ヱフンネの子こカレブの子等こらはイル、エラおよびナアム、エラの子等こらおよびケナズ 16 ヱハレレルの子等こらはジフ、ジバ、テリア、アサレル 17 エズラの子等こらはヱテル、メレデ、エペル、ヤロン、メレデの妻つまはミリアム、シヤンマイおよびイシバを產うめり イシバはエシテモアの父󠄃ちゝなり 18 そのユダヤ人びとなる妻つまはゲドルの父󠄃ちゝヱレデとシヨコの父󠄃ちゝへベルとザノアの父󠄃ちゝヱクテエルを產うめり是等これらはメレデが娶めとりたるパロの女むすめビテヤの生うめる子こなり 19 ナハムの姉妹しまいなるホデヤの妻つまの生うめる子等こらはガルミ人びとケイラの父󠄃ちゝおよびマアカ人びとエシテモアなり 20 シモンの子等こらはアムノン、リンナ、ベネハナン、テロン、イシの子等こらはゾヘテおよびべネゾヘテ 21 ユダの子こシラの子等こらはレカの父󠄃ちゝエル、マレシヤの父󠄃ちゝラダおよび織布ぬのおる者ものの家いへの宗族やからすなはちアシベアの家いへの者等ものども 22 ならびにモアブに主しゆたりしヨキム、コゼバの人々ひと〴〵ヨアシおよびサラフ等らなり またヤシユブ、レハムといふ者ものありその記錄きろくは古ふるし 23 是等これらの者ものは陶工すゑものしにしてネタイムおよびゲデラに住󠄃すみ王わうの地ちに居をりてその用ようをなせり

24 シメオンの子等こらはネムエル、ヤミン、ヤリブ、ゼラ、シヤウル 25 シヤウルの子こはシヤルム その子こはミブサムその子こはミシマ 26 ミシマの子こはハムエル その子こはザツクル その子こはシメイ 27 シメイには男子なんし十六人にん女子によし六人にんありしがその兄弟きやうだい等たちには多おほくの子こあらざりきまたその宗族やからの者ものは凡すべてユダの子孫しそんほどには殖增ふえまさざりき〘569㌻〙 28 彼かれらの住󠄃すめる處ところはベエルシバ、モラダ、ハザルシユアル 29 ビルハ、エゼム、トラデ 30 ベトエル、ホルマ、チクラグ 31 ベテマルカボテ、ハザルスシム、ベテビリ、シヤライム是等これらの邑まちはダビデの世よにたるまで彼等かれらの有󠄃ものたりき
 740㌻ 
32 その村郷むらざとはエタム、アイン、リンモン、トケン、アシヤンの五いつつの邑まちなり 33 またこの邑々まち〳〵の周󠄃圍󠄃まはりに衆多おほくの村むらありてバアルにまでおよべり彼かれらの住󠄃處すみどころは是かくのごとくにして彼かれら各々おの〳〵系譜󠄃けいふあり 34 メシヨバブ、ヤムレク、アマジヤの子こヨシヤ 35 ヨエル、アシエルの曾孫ひこセラヤの孫まごヨシビアの子こヱヒウ 36 ヱリオエナイ、ヤコバ、ヱシヨハヤ、アサヤ、アデヱル、ヱシミエル、ベナヤ 37 およびシピの子こジザ、シピはアロンの子こ アロンはヱダヤの子こ ヱダヤはシムリの子こ シムリはシマヤの子こなり 38 此こゝに名なを擧あげたる者等ものどもはその宗族やからの中うちの長かしらたる者ものにしてその宗家そうけは大おほいに蔓延󠄅ひろがれり 39 彼等かれらはその群むれのために牧場まきばを求もとめんとてゲドルの西にしにおもむき谷たにの東ひがしの方かたにいたり 40 つひに膏腴󠄂ゆたかなる善よき牧場まきばを見みいだせしがその地ちは廣ひろく靜穩おだやかにして安寧やすらかなりき其そは昔さきより其處そこに住󠄃すみたりし者ものはハム人びとなればなり 41 即すなはち上かみにその名なを記しるしたる者等ものどもユダの王わうヒゼキヤの代よに往󠄃ゆきて彼かれらの幕屋まくやを擊うちやぶり彼かれらと其處そこに居をりしメウニ人びとを盡こと〴〵く滅ほろぼし之これに代かはりて其處そこに住󠄃すみて今日こんにちにいたる是こはその群むれを牧かふべき牧場まきば其處そこにありたればなり 42 またシメオンの子孫しそんの者もの五百人にん許ばかりイシの子等こらペラテア、ネアリア、レバヤ、ウジエルを長かしらとしてセイル山やまに攻せめゆき 43 アマレキ人びとの逃󠄄のがれて遺󠄃のこれる者ものを擊うちほろぼして今日こんにちまで其處そこに住󠄃すめり

第5章

1 イスラエルの長子ちやうしルベンの子等こらは左さのごとしルベンは長子ちやうしなりしがその父󠄃ちゝの床とこを瀆けがししによりてその長子ちやうしの權けんはイスラエルの子こヨセフの子等こらに與あたへらる然しかれども系譜󠄃けいふは長子ちやうしの權けんにしたがひて記しるすべきに非あらず 2 そはユダその諸しよ兄弟きやうだいに勝󠄃まさる者ものとなりて君きみたる者ものその中なかより出いづればなり但たゞし長子ちやうしの權けんはヨセフに屬ぞくす 3 即すなはちイスラエルの長子ちやうしルベンの子等こらはハノク、パル、ヘヅロン、カルミ 4 ヨエルの子こはシマヤ その子こはゴグ その子こはシメイ 5 その子こはミカ その子こはレアヤ その子こはバアル 6 その子こはベエラ このべエラはアッスリヤの王わうテルガテピルネセルに擄とらへられてゆけり彼かれはルベン人びとの中うちに牧伯つかさたる者ものなりき〘570㌻〙 7 彼かれの兄弟きやうだい等らはその宗族やからに依よりその歷代れきだいの系譜󠄃けいふによれば左さのごとし長かしらヱイエルおよびゼカリヤ
 741㌻ 
8 ベラ等などなりベラはアザズの子こシマの孫まごヨエルの曾孫ひこなりかれアロエルに住󠄃すみて地ちをネボ、バアルメオンにまでおよぼししが 9 ギレアデの地ちにてその家畜かちく殖增ふえましければまた地ちを東ひがしの方かたユフラテ河がはの此方こなたなる荒野あらのの極端はしにまでおよぼせり 10 またサウルの時ときにハガリ人びとと戰爭いくさしてこれを打うち破やぶりギレアデの東ひがしの全󠄃ぜん部ぶなる彼かれらの幕屋まくやに住󠄃すみたり

11 ガドの子孫しそんはこれと相對あひむかひてバシヤンの地ちにすみて地ちをサルカにまで及およぼせり 12 長かしらはヨエル次󠄄つぎはシヤパム、ヤアナイ、シヤパテ共ともにバシヤンに居をれり 13 彼かれらの兄弟きやうだい等らはその宗家そうけによればミカエル、メシユラム、シバ、ヨライ、ヤカン、ジア、ヘベル都合あはせて七人にん 14 是等これらはホリの子こアビハイルの子等こらなり ホリはヤロアの子こヤロアはギレアデの子こギレアデはミカエルの子こミカエはヱシサイの子こヱシサイはヤドの子こヤドはブズの子こ 15 アヒはアブデルの子こアブデルはグニの子こグニは其その宗家そうけの長ちやうたり 16 彼かれらはギレアデとバシヤンと其その郷里むらざととシヤロンの諸しよ郊地かうちに住󠄃すみて地ちを其その四方よもの境さかひに及およぼせり 17 是等これらはみなユダの王わうヨタムの世よとイスラエルの王わうヤラベアムの世よに系譜󠄃けいふに載のせたるなり

18 ルベンの子孫しそんとガド人びととマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれには出いでて戰たゝかふべき者もの四萬まん四千せん七百ひやく六十人にんあり皆みな勇󠄃士ゆうしにして能よく楯たてと矛ほことを執とり善よく弓ゆみを彎ひきかつ善よく戰たゝかふ者ものなり 19 彼等かれらハガリ人びとおよびヱトル、ネフシ、ノダブ等などと戰爭いくさしけるが 20 助力たすけをかうむりて攻擊せめうちたればハガリ人びとおよび之これと偕ともなりし者等ものどもみな彼かれらの手てにおちいれり是こは彼かれら陣ぢん中ちうにて神かみを呼よびこれを賴たのみしによりて神かみこれを聽きゝいれたまひしが故ゆゑなり 21 かくて彼かれらその家畜かちくを奪うばひとりしに駱駝らくだ五萬まん 羊ひつじ二十五萬まん 驢馬ろば二千せんあり人ひと十萬まんありき 22 またころされて倒たふれたる者もの衆おほしその戰爭たたかひ神かみに由よれるがゆゑなり而しかして彼かれらはこれが地ちに代かはりて住󠄃すみその擄とらへ移うつさるる時ときにおよべり
 742㌻ 

23 マナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの人々ひと〴〵はこの地ちに住󠄃すみ殖ふえ蔓ひろがりてつひにバシヤンよりバアルヘルモン、セニルおよびヘルモン山やままで地ちをおよぼせり 24 その宗家そうけの長ちやうは左さのごとし即すなはちエペル、イシ、エリエル、アズリエル、ヱレミヤ、ホダヤ、ヤデエル是これみなその宗家そうけの長ちやうにして名なある大勇󠄃士だいゆうしなりき

25 彼等かれらその先祖せんぞ等たちの神かみにむかひて罪つみを犯をかし曾かつて彼等かれらの前󠄃まへに神かみの滅ほろぼしたまひし國くにの民等たみどもの神かみを慕したひてこれと姦淫かんいんしたれば〘571㌻〙 26 イスラエルの神かみアッスリヤの王わうブルの心こゝろを振ふり興おこしまたアッスリヤの王わうテグラテビレセルの心こゝろを振ふり興おこしたまへり彼かれつひにルベン人びととガド人びととマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれとを擄とらへゆきこれをハウラとハボルとハラとゴザンの河かはの邊󠄎ほとりとに移うつせり彼等かれらは今日こんにちまで其處そこにあり

第6章

1 レビの子等こらはゲルシヨン、コハテ、メラリ 2 コハテの子等こらはアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル 3 アムラムの子等こらはアロン、モーセ、ミリアム、アロンの子等こらはナダブ、アビウ、エレアザル、イタマル 4 エレアザル、ピネハスを生うみ ピネハス、アビシユアを生うみ 5 アビシユア、ブツキを生うみ ブツキ、ウジを生うみ 6 ウジ、ゼラヒヤを生うみ ゼラヒヤ、メラヨテを生うみ 7 メラヨテ、アマリヤを生うみ アマリヤ、アヒトブを生うみ 8 アヒトブ、ザドクを生うみ ザドク、アヒマアズを生うみ 9 アヒマアズ、アザリヤを生うみ アザリヤ、ヨハナンを生うみ 10 ヨハナン、アザリヤを生うめり此これアザリヤはヱルサレムなるソロモンの建󠄄たてたる宮みやにて祭司さいしの職つとめをなせし者ものなり 11 アザリヤ、アマリヤを生うみ アマリヤ、アヒトブを生うみ 12 アヒトブ、ザドクを生うみ ザドク、シヤルムを生うみ 13 シヤルム、ヒルキヤを生うみ ヒルキヤ、アザリヤを生うみ 14 アザリヤ、セラヤを生うみ セラヤ、ヨザダクを生うむ
 743㌻ 
15 ヨザダグはヱホバ、ネブカデネザルの手てをもてユダおよびヱルサレムの人ひとを擄とらへうつしたまひし時ときに擄とらへられて往󠄃ゆけり

16 レビの子等こらはゲルシヨン、コハテおよびメラリ 17 ゲルシヨンの子等こらの名なは左さのごとしリブニおよびシメイ 18 コハテの子等こらはアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル 19 メラリの子等こらはマヘリおよびムシ、レビ人びとの宗族やからはその宗家そうけによれば是かくのごとし 20 ゲシヨンの子こはリブニ その子こはヤハテ その子こはジンマ 21 その子こはヨア その子こはイド その子こはゼラ その子こはヤテライ 22 コハテの子こはアミナダブ その子こはコラ その子こはアシル 23 その子こはエルカナ その子こはエビアサフ その子こはアシル 24 その子こはタハテ その子こはウリエル その子こはウジヤ その子こはシヤウル 25 エルカナの子等こらはアマサイおよびアヒモテ 26 エルカナについてはエルカナの子こはゾバイ その子こはナハテ 27 その子こはエリアブ その子こはヱロハム その子こはエルカナ 28 サムエルの子等こらは長子うひごはヨエル 次󠄄つぎはアビヤ〘572㌻〙 29 メラリの子こはマヘリ その子こはリブニ その子こはシメイ その子こはウザ 30 その子こはシメア その子こはハギヤ その子こはアサヤなり

31 契󠄅約けいやくの櫃はこを安置あんちせし後のちダビデ左さの人々ひと〴〵を立たててヱホバの家いへにて謳歌うたうたふ事ことを司つかさどらせたり 32 彼等かれらは集會しふうくわいの幕屋まくやの住󠄃所󠄃じうしよの前󠄃まへにて謳歌うたうたふ事ことをおこなひ來きたりしがソロモン、ヱルサレムにヱホバの室いへを建󠄄たつるにおよびその次󠄄序ついでに循したがひてその職しよくをつとめたり 33 立たちて奉事つとめをなせるものおよびその子等こらは左さのごとしコハテの子等こらの中うちヘマンは謳歌師うたうたひの長をさたり ヘマンはヨルの子こ ヨエルはサムエルの子こ 34 サムエルはエルカナの子こ エルカナはヱロハムの子こ ヱロハムはエリエルの子こ エリエルはトアの子こ 35 トアはヅフの子こ ヅフはエルカナの子こ エルカナはマハテの子こ マハテはアマサイの子こ
 744㌻ 
36 アマサイはヱルカナの子こ エルカナはヨエルの子こ ヨエルはアザリヤの子こ アザリヤはゼパニヤの子こ 37 ゼパニヤはタハテの子こ タハテはアシルの子こ アシルはエビアサフの子こ エビアサフはコラの子こ 38 コラはイヅハルの子こ イヅハルはコハテの子こ コハテはレビの子こ レビはイスラエルの子こなり 39 ヘマンの兄弟きやうだいアサフ、ヘマンの右みぎに立たてり アサフはベレキヤの子こ ベレキヤはシメアの子こ 40 シメアはミカエルの子こ ミカエルはバアセヤの子こ バアセヤはマルキヤの子こ 41 マルキヤはエテニの子こ エテニはゼラの子こ ゼラはアダヤの子こ 42 アダヤはエタンの子こ エタンはジンマの子こ ジンマはシメイの子こ 43 シメイはヤハテの子こ ヤハテはゲルシヨンの子こ ゲルシヨンはレビの子こなり 44 また彼かれらの兄弟きやうだいなるメラリ人等びとらその左ひだりに立たてり 其その中うちのエタンはキシの子こなり キシはアブデの子こ アブデはマルクの子こ 45 マルクはハシヤビヤの子こ ハシヤビヤはアマジヤの子こ アマジヤはヒルキヤの子こ 46 ヒルキヤはアムジの子こ アムジはバニの子こ バニはセメルの子こ 47 セメルはマヘリの子こ マヘリはムシの子こ ムシはメラリの子こ メラリはレビの子こなり 48 彼かれらの兄弟きやうだいなるレビ人びと等らは神かみの室いへの幕屋まくやの諸もろ〳〵の職つとめに任にんぜられたり

49 アロンおよびその子等こらは燔祭はんさいの壇だんと香かう壇だんの上うへに物ものを献さゝぐることを司つかさどりまた至聖󠄃所󠄃いときよきところの諸もろ〳〵の工わざをなし且かつイスラエルのために贖あがなひをなすことを司つかさどれり凡すべて神かみの僕しもべモーセの命めいじたるごとし 50 アロンの子孫しそんは左さのごとし アロンの子こはエレアザル その子こはピネハス その子こはアビシユア 51 その子こはブツキ その子こはウジ その子こはゼラヒヤ〘573㌻〙 52 その子こはメラヨテ その子こはアマリヤ その子こはアヒトブ 53 その子こはザドク その子こはアヒマアズ

54 アロンの子孫しそんの住󠄃すみ處どころは四方よもの境さかひの內うちにありその閭里さとに循したがひていはば左さの如ごとし先まづコハテ人びとの宗族やからが籤くじによりて得えたるところは是これなり 55 すなはちユダの地ちの中うちよりはヘブロンとその周󠄃圍󠄃まはりの郊地かうちを得えたり 56 但たゞしその邑まちの田野たはたと村々むら〳〵はヱフンネの子こカレブに歸きせり
 745㌻ 
57 すなはちアロンの子孫しそんの得えたる邑まちは逃󠄄遁󠄅のがれの邑まちなるヘブロン、リブナとその郊地かうち ヤツテルおよびエシテモアとそれらの郊地かうち 58 ホロンとその郊地かうち デビルとその郊地かうち 59 アシヤンとその郊地かうち ベテシメシとその郊地かうちなり 60 またベニヤミンの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりはゲバとその郊地かうち アレメテとその郊地かうち アナトテとその郊地かうちを得えたり 彼かれらの邑まちはその宗族やからの中うちに都合あはせて十三ありき

61 またコハテの子孫しそんの支󠄂派󠄄わかれの中うち此この他ほかなる者ものはかの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの中うち即すなはちマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの中うちより籤くじによりて十とをの邑まちを得えたり 62 またゲルシヨンの子孫しそんの宗族やからはイツサカルの支󠄂派󠄄わかれアセルの支󠄂派󠄄わかれナフタリの支󠄂派󠄄わかれ及およびバシヤンなるマナセの支󠄂派󠄄わかれの中うちより十三の邑まちを得えたり 63 またメラリの子孫しそんの宗族やからはルベンの支󠄂派󠄄わかれガドの支󠄂派󠄄わかれおよびゼブルンの支󠄂派󠄄わかれの中うちより籤くじによりて十二の邑まちを得えたり 64 イスラエルの子孫しそんは邑まちとその郊地かうちとをレビ人びとに與あたへたり 65 即すなはちユダの子孫しそんの支󠄂派󠄄わかれとシメオンの子孫しそんの支󠄂派󠄄わかれとベニヤミンの子孫しそんの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりして此こゝに名なを擧あげたる是等これらの邑まちを籤くじによりて之これに與あたへたり

66 コハテの子孫しそんの宗族やからはまたエフライムの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりも邑まちを得えてその領地りやうちとなせり 67 即すなはちその得えたる逃󠄄遁󠄅のがれの邑まちはエフライム山やまのシケムとその郊地かうちおよびゲゼルとその郊地かうち 68 ヨクメアムとその郊地かうち ベテホロンとその郊地かうち 69 アヤロンとその郊地かうち ガテリンモンとその郊地かうちなり 70 またマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりはアネルとその郊地かうち ビレアムとその郊地かうち是これみなコハテの子孫しそんの遺󠄃のこれる宗族やからに歸きせり

71 ゲルシヨンの子孫しそんに歸きせし者ものはマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの宗族やからの中うちよりはバシヤンのゴランとその郊地かうち アシタロテとその郊地かうち 72 イツサカルの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりはゲデシとその郊地かうち ダベラテとその郊地かうち 73 ラモテとその郊地かうち アネムとその郊地かうち
 746㌻ 
74 アセル支󠄂派󠄄わかれの中うちよりはミシアルとその郊地かうち アブドンとその郊地かうち 75 ホコクとその郊地かうちレホブとその郊地かうち 76 ナフタリの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりはガリラヤのゲデシとその郊地かうち ハンモンとその郊地かうち キリアタイムとその郊地かうち〘574㌻〙

77 比この外ほかの者ものすなはちメラリの子孫しそんに歸きせし者ものはゼブルンの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりはリンモンとその郊地かうち タボルとその郊地かうち 78 ヱリコに對たいするヨルダンの彼旁かなたすなはちヨルダンの東ひがしにおいてルベンの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりは曠野あれののベゼルとその郊地かうち ヤザとその郊地かうち 79 ケデモテとその郊地かうち メバアテとその郊地かうち 80 ガドの支󠄂派󠄄わかれの中うちよりはギレアデのラモテとその郊地かうち マハナイムとその郊地かうち 81 ヘシボンとその郊地かうち ヤゼルとその郊地かうち

第7章

1 イツサカルの子等こらはトラ、プワ、ヤシユブ、シムロムの四人にん 2 トラの子等こらはウジ、レバヤ、ヱリエル、ヤマイ、ヱブサム、サムエル是これみなトラの子こにして宗家そうけの長ちやうなり其その子孫しそんの大勇󠄃士だいゆうしたる者ものはダビデの世よにはその數󠄄かず二萬まん二千せん六百ぴやく人にんなりき 3 ウジの子こはイズラヒヤ、イズラヒヤの子等こらはミカエル、オバデヤ、ヨエル、イツシヤの五人にん是これみな長かしらたる者ものなりき 4 その宗家そうけによればその子孫しそんの中うちに軍旅󠄃ぐんりよの士し卒そつ三萬まん六千せん人にんありき是こは彼等かれら妻つま子こを衆おほく有󠄃もちたればなり 5 イツサカルの諸すべての宗族やからの中うちなるその兄弟きやうだい等たちすなはち名な簿󠄃ふみに記載のせたる大勇󠄃士だいゆうしは都合あはせて八萬まん七千せん人にん

6 ベニヤミンの子等こらはベラ、ベケル、ヱデアエルの三人にん 7 ベラの子等こらはエヅボン、ウジ、ウジエル、ヱレモテ、イリの五人にん 皆みなその宗家そうけの長ちやうなりその名な簿󠄃ふみに記載のせたる大勇󠄃士だいゆうしは二萬まん二千せん三十四人にん 8 ベケルの子等こらはセミラ、ヨアシ、エリエゼル、エリオエナイ、オムリ、ヱレモテ、アビヤ、アナトテ、アラメテ是これみなベケルの子等こらにして宗家そうけの長ちやうなり 9 その子孫しそんの中うち名な簿󠄃ふみに記載のせたる大勇󠄃士だいゆうしは二萬まん二百ひやく人にんなりき 10 またヱデアエルの子こはビルハン、ビルハンの子等こらはヱウシ、ベニヤミン、エホデ、ケナアナ、ゼタン、タルシシ、アビシヤハル
 747㌻ 
11 是これみなヱデアエルの子こにして宗家そうけの長ちやうたりきその子孫しそんの中うちに能よく陣ぢんにのぞみて戰たゝかふ大勇󠄃士だいゆうし一萬まん七千せん二百ひやく人にんありき 12 またイリの子等こらはシユパムおよびホパム、またアヘラの子こはホシム

13 ナフタリの子等こらはヤジエル、グニ、ヱゼル、シヤルム是これみなビルハの產うめる子こなり

14 マナセの子等こらはその妻つまの產うめる者ものはアシリエルその妾そばめなるスリアの女をんなの產うめる者ものはギレアデの父󠄃ちゝマキル 15 マキルはホパムとシユバムの妹いもうと名なはマアカといふ者ものを妻つまに娶めとれりその次󠄄つぎの者ものはゼロペハデといふゼロペハデには女子によしありしのみ 16 マキルの妻つまマアカ男子なんしを產うみてその名なをペレシとよべりその弟おとうとの名なはシヤレシ、シヤレシの子等こらはウラムおよびラケム〘575㌻〙 17 ウラムの子こはベダン是等これらはマナセの子こマキルの子こなるギレアデの子等こらなり 18 その妹いもうとハンモレケテはイシホデ、アビエゼル、マヘラを產うめり 19 セミダの子等こらはアヒアン、シケム、リキ、アニヤム

20 エフライムの子こはシユテラ その子こはベレデ その子こはタハテ その子こはエラダ その子こはタハテ 21 その子こはザバデ その子こはシユテラ エゼルとエレアデはガテの土人どじん等らこれを殺ころせり其そは彼かれら下くだりゆきてこれが家畜かちくを奪うばはんとしたればなり 22 その父󠄃ちゝエフライムこれがために哀かなしむこと日ひ久ひさしかりければその兄弟きやうだい等たちきたりてこれを慰なぐさめたり 23 かくて後のちエフライムその妻つまの所󠄃ところにいりけるに胎はらみて男子なんしを生うみたればその名なをベリア(災難わざはひ)となづけたりその家いへに災難わざはひありたればなり 24 エフライムの女子むすめセラは上かみ下しものベテホロンおよびウゼンセラを建󠄄たてたり 25 ベリアの子こはレバおよびレセフ その子こはテラ その子こはタハン 26 その子こはラダン その子こはアミホデ その子こはエリシヤマ 27 その子こはヌン その子こはヨシユア
 748㌻ 

28 エフライムの子孫しそんの產業さんげふと住󠄃處すまひどころはベテルとその郷里むらざと また東ひがしの方かたにてはナアラン 西にしの方かたにてはゲゼルとその郷里むらざと またシケムとその郷里むらざと およびアワとその郷里むらざと 29 またマナセの子孫しそんの國くに境ざかひに沿󠄄そふてはベテシヤンとその郷里むらざと タアナクとその郷里むらざと メギドンとその郷里むらざと ドルとその郷里むらざとなり イスラエルの子こヨセフの子孫しそんは是等これらの處ところに住󠄃すめり

30 アセルの子等こらはイムナ、イシワ、ヱスイ、ベリアおよびその姉妹しまいセラ 31 ベリアの子等こらはヘベルおよびマルキエル、マルキエルはビルザヒテの父󠄃ちゝなり 32 ヘベルはヤフレテ、シヨメル、ホタムおよびその姉妹しまいシユワを生うめり 33 ヤフレテの子等こらはバサク、ビムハル、アシワテ、ヤフレテの子等こらは是かくのごとし 34 シヨメルの子等こらはアヒ、ロガ、ホバおよびアラム 35 シヨメルの兄弟きやうだいヘレムの子等こらはゾバ、イムナ、シレン、アマル 36 ゾバの子等こらはスア、ハルネペル、シユアル、ベリ、イムラ 37 ベゼル、ホド、シヤンマ、シルシヤ、イテラン、ベエラ 38 ヱテルの子等こらはヱフンネ、ピスパおよびアラ 39 ウラの子等こらはアラ、ハニエルおよびリヂア 40 是これみなアセルの子孫しそんにして宗家そうけの長ちやうたり挺󠄂出ぬきんでたる大勇󠄃士だいゆうしたり將しやう官くわんの長かしらたりきその名な簿󠄃ふみに記載のせたる能よく陣ぢんにのぞみて戰たゝかふ者もの二萬まん六千せん人にんあり〘576㌻〙

第8章

1 ベニヤミンの生うめる者ものは長子うひごはベラ その次󠄄つぎはアシベル その三はアハラ 2 その四はアハ その五はラパ 3 ベラの子等こらはアダル、ゲラ、アビウデ 4 アビシユア、ナアマン、アホア 5 ゲラ、シフパム、ヒラム 6 エホデの子等こらは左さのごとし是等これらはゲバの民たみの宗家そうけの長ちやうなり是これはマナハテに移うつされたり 7 すなはちナアマンおよびアヒヤとともにゲラこれを移うつせるなりエホデの子等こらはすなはちウザとアヒウデ是これなり 8 シヤハライムはその妻つまホシムとバアラを去さりし後のちモアブの國くににおいてまた子等こどもを擧まうけたり 9 彼かれがその妻つまホデシによりて擧まうけたる子等こらはヨバブ、ヂビア、メシヤ、マルカム
 749㌻ 
10 ヱウツ、シヤキヤおよびミルマ是これその子等こらにして宗家そうけの長ちやうなり 11 彼かれまたホシムによりてアビトブとエルパアルを擧まうけたり 12 エルパアルの子等こらはエベル、ミシヤムおよびシヤメル彼かれはオノとロドとその郷里むらざとを建󠄄たてたる者ものなり 13 またベリア、シマあり是等これらはアヤロンの民たみの宗家そうけの長ちやうたる者ものにしてガテの民たみを逐󠄃おひはらへり 14 またアヒオ、シヤシヤク、エレモテ 15 ゼバデヤ、アラデ、アデル 16 ミカエル、イシパ、ヨハ是等これらはベリアの子等こらなり 17 ゼバデヤ、メシユラム、ヘゼキ、ヘベル 18 イシメライ、ヱズリア、ヨバブ是等これらはエルパアルの子等こらなり 19 ヤキン、ジクリ、ザベデ 20 エリエナイ、チルタイ、エリエル 21 アダヤ、ベラヤ、シムラテ是等これらはシマの子等こらなり 22 イシパン、へベル、エリエル 23 アブドン、ジクリ、ハナン 24 ハナニヤ、エラム、アントテヤ 25 イペデヤ、ペヌエル是等これらはシヤシヤタの子等こらなり 26 シヤムセライ、シハリア、アタリヤ 27 ヤレシヤ、エリヤ、ジクリ是等これらはヱロハムの子等こらなり 28 是等これらは歷代れきだいの宗家そうけの長ちやうにして首かしらたるものなり是これらはエルサレムに住󠄃すみたり

29 ギベオンの祖そはギベオンに住󠄃すめりその妻つまの名なはマアカといふ 30 その長子うひごはアブドン、次󠄄つぎはツル、キシ、バアル、ナダブ 31 ゲドル、アヒオ、ザケル 32 ミクロテはシメアを生うめり是等これらも又󠄂またその兄弟きやうだい等たちとともにヱルサレムに住󠄃すみてこれに對むかひ居をれり 33 ネル、キシを生うみ キシ、サウルを生うみサウルはヨナタン、マルキシユア、アビナダプ、エシバアルを生うめり 34 ヨナタンの子こはメリバアル、メリバアル、ミカを生うめり 35 ミカの子等こらはピトン、メレク、ダレア、アハズ 36 アハズはヱホアダを生うみ ヱホアダはアレメテ、アズマウテおよびジムリを生うみ ジムリはモザを生うみ〘577㌻〙 37 モザはビネアを生うめり その子こはラパ その子こはニレアサ その子こはアゼル 38 アゼルには六人にんの子こあり其その名なは左さのごとしアズリカム、ボケル、イシマエル、シヤリヤ、オバデヤ、ハナン是これみなアゼルの子こなり
 750㌻ 
39 その兄弟きやうだいエセクの子等こらの長子うひごはウラムその次󠄄つぎはヱウンその三はエリペレテ 40 ウラムの子等こらは大勇󠄃士だいゆうしにして善よく弓ゆみを射󠄂いる者ものなりき彼かれは孫まご子こ多おほくして百ひやく五十人にんもありき是これみなベニヤミンの子孫しそんなり

第9章

1 イスラエルの人ひとは皆みな名な簿󠄃ふみに記載のせられたり視みよ是これは皆みなイスラエルの列王れつわう紀きに錄しるさるユダはその罪つみのためにバビロンに擄とらへられてゆけり 2 その產業さんげふの邑々まち〳〵に最初いやさきに住󠄃すまひし者ものにイスラエル人びと 祭司さいし等どもレビ人びとおよびネテニ人等びとらなり 3 またヱルサレムにはユダの子孫しそんベニヤミンの子孫しそんおよびエフライムとマナセの子孫しそん等ら住󠄃すめり 4 即すなはちユダの子こペレヅの子孫しそんの中うちにてはアミホデの子こウタイ、アミホデはオムリの子こ オムリはイムリの子こイムリはバニの子こなり 5 シロ族ぞくの中うちにてはシロの長子うひごアサヤおよびその他ほかの子等こら 6 ゼラの子孫しそんの中うちにてはユエルおよびその兄弟きやうだい六百ぴやく九十人にん 7 ベニヤミンの子孫しそんの中うちにてけハセヌアの子こハダヤの子こなるメシユラムの子こサル 8 ヱロハムの子こイブニヤ、ミクリの子こなるウジの子こエラおよびイブニヤの子こリウエルの子こなるシパテヤの子こメシユラム 9 並ならびに彼かれらの兄弟きやうだい等らその世系せいけいによれば合あはせて九百ひやく五十六人にん是これみなその宗家そうけの長ちやうたる人々ひと〴〵なり

10 また祭司さいしの中うちにてはヱダヤ、ヨアリブ、ヤキン 11 およびヒルキヤの子こアザリヤ、ヒルキヤはメシユラムの子こ メシユラムはザドクの子こ ザドクはメラヨテの子こ メラヨテはアヒトブの子こなり アザリヤは神かみの室いへの宰つかさたり 12 またヱロハムの子こアダヤ、ヱロハムはバシユルの子こ バシユルはマルキヤの子こなり またアデエルの子こマアセヤ、アデエルはヤゼラの子こ ヤゼラはメシユラムの子こ メシユラムはメシレモテの子こ メシレモテはインメルの子こなり 13 また彼かれらの兄弟きやうだい等たち是等これらは宗家そうけの長ちやうたる者ものにして合あはせて一千せん七百ひやく六十人にんあり皆みな神かみの室いへの奉事つとめをなすの力ちからあるものなり
 751㌻ 

14 レビ人びとの中うちにてはハシユブの子こシマヤ、ハシユブはアズリカムの子こ アズリカムはハシヤビヤの子こ 是これはメラリの子孫しそんなり 15 またバクバツカル、ヘレシ、ガラルおよびアサフの子こジクリの子こなるミカの子こマツタニヤ 16 ならびにヱドトンの子こガラルの子こなるシマヤの子こオバデヤおよびエルカナの子こなるアサの子こベレキヤ、エルカナはネトバ人びとの郷里むらざとに住󠄃すみたる者ものなり〘578㌻〙

17 門もんを守まもる者ものはシヤルム、アツクブ、タルモン、アヒマンおよびその兄弟きやうだい等たちにしてシヤレムその長かしらたり 18 彼かれは今日こんにちまで東ひがしの方かたなる王わうの門もんを守まもりをる是等これらはレビの子孫しそんの營えいの門もんを守まもる者ものなり 19 コラの子こエビアサフの子こなるコレの子こシヤルムおよびその父󠄃ちゝの家いへの兄弟きやうだい等たちなどのコラ人びとは幕屋まくやの門々かど〳〵を守まもる職務つとめを主つかさどれりその先祖せんぞ等たちはヱホバの營えいの傍かたはらにありてその入いり口くちを守まもれり 20 エレアザルの子こピネハス昔むかし彼かれらの主宰つかさたりきヱホバ彼かれとともに在いませり 21 メシレミヤの子こゼカリヤは集會しふくわいの幕屋まくやの門もんを守まもる者ものなりき 22 是これみな選󠄄えらばれて門かどを守まもる者ものにて合あはせて二百ひやく十二人にんありき皆みなその村々むら〳〵の名な簿󠄃ふみに記載のせたる者ものなりしがダビデと先見せんけん者しやサムエルこれをその職しよくに任にんじたり 23 彼等かれらとその子孫しそんは順番かはりがはりにヱホバの室いへすなはち幕屋まくやの門もんを司つかさどれり 24 門もんを守まもる者ものは西にし東ひがし北きた南みなみの四方しはうに居をれり 25 またその村々むら〳〵に居をる兄弟きやうだい等たちは七日なぬかごとに迭󠄃かはり來きたりて彼かれらを助たすけたり 26 門もんを守まもる者ものの長かしらたるこの四よ人にんのレビ人びとはその職しよくにをりて神かみの室いへの諸もろ〳〵の室いへと府庫くらとを司つかさどれり 27 彼かれらは番守まもりをなす身みなるに因よりて神かみの室いへの四周󠄃まはりに舍やどれり而しかして朝󠄃あさごとにこれを開ひらくことをせり

28 その中うちに奉事つとめの器皿うつはものを司つかさどる者ものあり是これはその數󠄄かずを按しらべて携たづさへいりそり數󠄄かずを按しらべて携たづさへいだすべき者ものなり
 752㌻ 
29 またその他ほかの器皿うつはものすなはち聖󠄃所󠄃きよきところの一切すべての器皿うつはものおよび麥むぎ粉󠄃こ 酒さけ 油あぶら 乳󠄃香にうかう 香料かうれうを司つかさどる者ものあり 30 また祭司さいしの徒ともがらの中うちに香料かうれうをもて香膏にほひあぶらを製つくる者ものあり 31 コラ人びとシヤルムの長子うひごなるマツタテヤといふレビ人びとは鍋なべにて製つくるところの物ものを司つかさどれり 32 またコハテ人びとの子孫しそんたるその兄弟きやうだい等たちの中うちに供前󠄃そなへのパンを司つかさどりて安息日あんそくにちごとにこれを調󠄃ととのふる者等ものどもあり

33 レビ人びとの宗家そうけの長ちやうたる是等これらの者ものは謳歌師うたづかさにして殿みやの諸もろ〳〵の室へやに居をりて他ほかの職つとめを爲なさざりき其そは日夜にちやその職務つとめにかかりをればなり 34 是等これらはレビ人びとの歷代れきだいの宗家そうけの長ちやうにして首長をさたる者ものなり是等これらはヱルサレムに住󠄃すめり

35 ギベオンの祖そヱヒエルはギベオンに住󠄃すめりその妻つまの名なはマアカといふ 36 その長子うひごはアブドン次󠄄つぎはツル、キシ、バアル、ネル、ナダブ 37 ゲドル、アヒオ、ゼカリヤ、ミクロテ 38 ミクロテ、シメアムを生うめり彼等かれらもその兄弟きやうだい等たちとともにヱルサレムに住󠄃すみてその兄弟きやうだい等たちと相對あひむかひ居をれり 39 ネルはキシを生うみ キシはサウルを生うみ サウルはヨナタン、マルキシユア、アビナダブおよびエシバアタを生うめり〘579㌻〙 40 ヨナタンの子こはメリバアル、メリバアル、ミカを生うめり 41 ミカの子等こらはピトン、メレク、タレアおよびアハズ 42 アハズはヤラを生うみ ヤラはアレメテ、アズマウテおよびジムリを生うみ ジムリはモザを生うみ 43 モザはピネアを生うめり ピネアの子こはレバヤ その子こはエレアサ その子こはアゼル 44 アゼルは六人にんの子こありきその名なは左さのごとしアズリカム、ボケル、イシマエル、シヤリヤ、オバデヤ、ハナン是等これらはアゼルの子こなり

第10章

1 茲こゝにペリシテ人びとイスラエルと戰たゝかひけるがイスラエルの人々ひと〴〵はペリシテ人びとの前󠄃まへより逃󠄄にげギルボア山やまに殺ころされて倒たふれたり 2 ペリシテ人びとはサウルとその子等こらを追󠄃擊おひうちしかしてペリシテ人びとサウルの子こヨナタン、アビナダブおよびマルキシユアを殺ころせり 3 斯かくその戰鬪たたかひ烈はげしうしてサウルにおし迫󠄃せまり射󠄂手いての者等ものどもつひにサウルに追󠄃おひつきければサウルは射󠄂手いての者等ものどものために惱なやめり
 753㌻ 
4 サウル是こゝにおひてその武器ぶきを執とる者ものに言いひけるは汝なんぢの劍つるぎをぬき其それをもて我われを刺させ恐おそらくはこの割󠄅禮かつれいなき者等ものどもきたりて我われを辱はづかしめんと然しかるにその武器ぶきを執とる者もの痛いたくおそれて肯うけがはざりければサウルすなはちその劍つるぎをとりてその上うへに伏ふしたり 5 武器ぶきを執とる者ものサウルの死しにたるを見みて己おのれもまた劍つるぎの上うへに伏ふして死しねり 6 斯かくサウルとその三人にんの子等こらおよびその家族かぞくみな共ともに死しねり

7 谷たにに居をるイスラエルの人々ひと〴〵みな彼かれらの逃󠄄にぐるを見みまたサウルとその子等こらの死しねるを見みてその邑々まち〳〵を棄すてて逃󠄄にげければペリシテ人びと來きたりてその中うちに住󠄃すめり 8 明あくる日ひペリシテ人びと殺ころされたる者ものを剝はがんとて來きたりサウルとその子等こらのギルボア山やまにたふれをるを見み 9 すなはちサウルを剝はぎてその首くびとその鎧甲よろひを取とりペリシテの國くにの四方はうに人ひとを遣󠄃つかはしてこの事ことをその偶像󠄃ぐうざうと民たみに吿つげしめ 10 しかしてかれが鎧甲よろひをその神かみの室いへに藏をさめ彼かれが首くびをダゴンの宮みやに釘うちつけたり 11 茲こゝにペリシテ人びとがサウルになしたる事ことことごとくヤベシギレアデ中ぢうに聞きこえければ 12 勇󠄃士ゆうし等らみな起󠄃おこりサウルの體からだとその子等こらの體からだとを奪うばひ取とりてこれをヤベシに持もちきたりヤベシの橡樹かしのきの下もとにその骨ほねを葬はうむりて七日なぬかのあひだ斷食󠄃だんじきせり

13 斯かくサウルはヱホバにむかひて犯をかせし罪つみのために死しにたり即すなはち彼かれはヱホバの言ことばを守まもらすまた憑鬼者くちよせに問とふことを爲なして 14 ヱホバに問とふことをせざりしなり是こゝをもてヱホバかれを殺ころしその國くにを移うつしてヱツサイの子こダビデに與あたへたまへり〘580㌻〙

第11章

1 茲こゝにイスラエルの人ひとみなヘブロンに集あつまりてダビデの許もとに詣いたり言いひけるは我われらは汝なんぢの骨こつ肉󠄁にくなり 2 前󠄃さきにサウルが王わうたりし時ときにも汝なんぢはイスラエルを率󠄃ひきゐで出入でいりする者ものなりき又󠄂またなんぢの神かみヱホバ汝なんぢにむかひて汝なんぢはわが民たみイスラエルを牧養󠄄やしなふ者ものとなり我民わがたみイスラエルの君きみとならんと言いひたまへりと 3 斯かくイスラエルの長老としよりみなヘブロンにきたりて王わうの許もとにいたりければダビデ、ヘブロンにてヱホバの前󠄃まへに彼かれらと契󠄅約けいやくをたてたり彼かれらすなはちダビデに膏あぶらをそそぎてイスラエルの王わうとなしサムエルによりて傳つたはりしヱホバの言ことばのごとくせり
 754㌻ 

4 かくてダビデはイスラエルの人々ひと〴〵を率󠄃ひきゐてエルサレムに往󠄃ゆけりヱルサレムは即すなはちヱブスなりその國くにの土人どじんヱブス人びと其處そこに居をれり 5 是こゝにおいてヱブスの民たみダビデに言いひけるは汝なんぢは此こゝに入いるべからずと然しかるにダビデはシオンの城󠄃しろを取とれり是これすなはちダビデの邑まちなり 6 この時ときダビデいひけるは誰たれにもあれ第だい一にエブス人びとを擊うちやぶる者ものを首かしらとなし將しやうとなさんと斯かくてゼルヤの子こヨアブ先せん登とうして首かしらとなれり 7 ダビデその城󠄃しろに住󠄃すみたればこれをダビデの邑まちと稱󠄄となへたり 8 ダビデまたその邑まちの四方はうすなはちミロ(城󠄃塞とりで)より內うちの四方はうに建󠄄築たてものをなせり邑まちの中うちのその餘よの處ところはヨアブこれを修理つくろへり 9 斯かくてダビデはますます大おほいになりゆけり萬軍ばんぐんのヱホバこれとともに在いましたればなり

10 ダビデが有󠄃もてる勇󠄃士ゆうしの重おもなる者ものは左さのごとし是等これらはイスラエルの一切すべての人ひととともにダビデに力ちからをそへて國くにを得えさせ終󠄃つひにこれを王わうとなしてヱホバがイスラエルにつきて宣のたまひし言ことばを果はたせり 11 ダビデの有󠄃もてる勇󠄃士ゆうしの數󠄄かずは是かくのごとし第だい一は三十人にんの長かしらたるハクモニ人びとの子こヤシヨベアム彼かれは槍やりを揮ふるひて一時いちじに三百びやく人にんを衝つき殺ころせし事ことあり 12 彼かれの次󠄄つぎはアホア人びとドドの子こエレアザルにして三勇󠄃士ゆうしの中うちなり 13 彼かれダビデとともにパスダミムに在ありけるにペリシテ人びと其處そこに集あつまりきて戰たゝかへり其處そこに大おほ麥むぎの滿みちたる地ち一箇所󠄃いつかしよあり時ときに民たみペリシテ人びとの前󠄃まへより逃󠄄にげたりしが 14 彼かれその地所󠄃ぢじよの中なかに踐ふみとゞまり之これを護まもりてペリシテ人びとを殺ころせり而しかしてヱホバ大おほいなる拯救すくひをほどこして之これを救すくひたまへり

15 三十人にんの長かしらなる三人にんの者ものアドラムの洞穴󠄄ほらあなに下くだり磐いはの處ところに往󠄃ゆきてダビデに詣いたりし事ことあり時ときにペリシテ人びとの軍兵ぐんぴやうはレパイムの谷たにに陣ぢんどれり 16 その時ときダビデは砦とりでに居をりペリシテ人びとの鎭臺ちんだい兵へいはベテレヘムにありけるが 17 ダビデ慕したひ望󠄇のぞみて言いひけるは誰たれかベテレヘムの門もんにある井ゐどの水みづを持もち來きたりて我われに飮のませよかし〘581㌻〙 18 この三人にんすなはちペリシテ人びとの軍兵ぐんぴやうの中なかを衝つきとほりてベテレヘムの門もんにある井ゐどの水みづを汲󠄂くみ取とりてダビデの許もとに携たづさへきたれり然されどダビデこれを飮のむことをせす之これをヱホバの前󠄃まへに灌そゝぎて
 755㌻ 
19 言いひけるは我わが神かみよ我われ決きはめてこれを爲なさじ我われいかで命いのちをかけし此この三人にんの血ちを飮のむべけんやと彼かれらその命いのちをかけて之これを携たづさへきたりたればなり故ゆゑにダビデこれを飮のむことを爲せざりき此この三勇󠄃士ゆうしは是これらの事ことを爲なせり

20 ヨアブの兄弟きやうだいアビシヤイは三人にんの長かしらたり彼かれは槍やりを揮ふるひて三百びやく人にんを衝つきころし三人にんの中うちに名なを得えたり 21 彼かれは第だい二の三人にんの中うちにて尤もつとも貴たふとくしてその首かしらにせらる然されど第だい一の三人にんには及およばざりき

22 ヱホヤダの子こカブジエルのベナヤは勇󠄃氣ゆうきあり衆多おほくの功績いさをありし者ものなり彼かれはモアブのアリエルの二人ふたりの子こを擊うち殺ころせりまた雪󠄃ゆきの日ひに下くだりゆきて穴󠄄あなの中なかにて獅子しゝ一匹󠄃ひとつを擊うち殺ころせし事ことありき 23 彼かれはまた長身みのたけ五キユビト程󠄃ほどなるエジプト人びとを殺ころせりそのエジプト人びとは機織はたおりの滕󠄄ちきりのごとき槍やりを手てに執とりをりしに彼かれは杖つゑをとりて之これが許もとに下くだりゆきエジプト人びとの手てよりその槍やりを捩󠄃もぎりとりてその槍やりをもて之これを殺ころせり 24 ヱホヤダの子こベナヤ是等これらの事ことを爲なし三勇󠄃士ゆうしの中うちに名なを得えたり 25 彼かれは三十人にんの中うちにて尊󠄅たふとかりしかども第だい一の三人にんには及およばざりきダビデかれを親兵しんぺいの長かしらとなせり

26 軍兵ぐんぴやうの中うちの勇󠄃士ゆうしはヨアブの兄弟きやうだいアサヘル、ベテレヘムのドドの子こエルハナン 27 ハロデ人びとシヤンマ、ペロニ人びとヘレヅ 28 テコア人びとイツケシの子こイラ、アナトテ人びとアビエゼル 29 ホシヤ人びとシベカイ、アホア人びとイライ 30 ネトパ人びとマハライ、ネトパ人びとバナアの子こヘレデ 31 ベニヤミンの子孫しそんのギベアより出いでたるリバイの子こイツタイ、ピラトン人びとベナヤ 32 ガアシの谷たにのホライ、アルバテ人びとアビエル 33 バハルム人びとアズマウテ、シヤルボニ人びとエリヤバ 34 ギゾニ人びとハセム、ハラリ人びとシヤゲの子こヨナタン 35 ハラリ人びとサカルの子こアヒアム、ウルの子こエリパル
 756㌻ 
36 メケラ人びとへペル、ペロニ人びとアヒヤ 37 カルメル人びとヘヅライ、エズバイの子こナアライ 38 ナタンの兄弟きやうだいヨエル、ハグリの子こミブハル 39 アンモニ人びとゼレク、ゼルヤの子こヨアブの武器ぶきを執とる者ものなるベエロテ人びとナハライ 40 エテリ人びとイラ、エテリ人びとガレブ 41 ヘテ人びとウリヤ、アヘライの子こザバデ 42 ルベン人びとシザの子こアデナ是これはルベン人びとの軍長ぐんちやうの一人ひとりにして從者じうしや三十人にんを率󠄃ひきゐたり 43 マアカの子こハナン、ミテニ人びとヨシヤバテ〘582㌻〙 44 アシテラ人びとウジヤ、アロエル人びとホタンの子等こらシヤマとヱイエル 45 デジ人びとシムリの子こエデアエルおよびその兄弟きやうだいヨハ、 46 マハウ人びとエリエル、エルナアムの子等こらエリバイおよびヨシヤワヤ、モアブ人びとイテマ 47 エリエル、オベデ、ソメバ人びとヤシエル

第12章

1 ダビデがキシの子こサウルの故ゆゑによりて尙なほチクラグに閉とぢこもり居をりける時ときに彼處かしこにゆきてダビデに就つきし者ものは左さのごとしその人々ひと〴〵は勇󠄃士ゆうしの中うちにしてダビデを助たすけて戰たゝかひたる者もの 2 能よく弓ゆみを彎ひき右左みぎひだりの手てを用もちゐて善よく石いしを投なげ弓ゆみ矢やを發はなつ者ものなりしが俱ともにベニヤミン人びとにしてサウルの宗族やからたり 3 首かしらはアヒエゼル次󠄄つぎはヨアシ是これらはギベア人びとシマアの子等こらなり又󠄂またヱジエルおよびペレテ是これらはアズマウラの子等こらなり又󠄂またベラカおよびアナトテ人びとヱヒウ 4 またギベオン人びとイシマヤ彼かれは三十人にんの中うちの勇󠄃士ゆうしにして三十人にんの首かしらなり又󠄂またエレミヤ、ヤハジエル、ヨハナン、ゲデラ人びとヨザバデ 5 エルザイ、エリモテ、ベアリヤ、シマリヤ、ハリフ人びとシバテヤ 6 エルカナ、エシヤ、アザリエル、ヨエゼル、ヤシヨベアム是等これらはコラ人びとなり 7 またゲドルのエロハムの子等こらたるヨエラおよひゼバデヤ

8 ガド人びとの中うちより曠野あらのの砦とりでに脱ぬけきたりてダビデに歸きせし者ものあり是これみな大勇󠄃士だいゆうしにして善よく戰たゝかふ軍人いくさびと能よく楯たてと戈ほことをつかふ者ものにてその面かほは獅子しゝの面かほのごとくその捷はやきことは山やまにをる鹿しかのごとくなりき 9 その首かしらはエゼルその二はオバデヤその三はエリアブ
 757㌻ 
10 その四はミシマンナその五はヱレミヤ 11 その六はアツタイその六はエリエル 12 その八はヨハナンその九はエルザバデ 13 その十はヱレミヤその十一はマクバナイ 14 是等これらはガドの人々ひと〴〵にして軍旅󠄃ぐんりよの長かしらたりそ最もつとも小ちひさき者ものは百人にんに當あたりその最もつとも大おほいなる者ものは千人にんに當あたれり 15 正月󠄃しやうぐわつヨルダンその全󠄃ぜん岸がんに溢󠄃あふれたる時ときに是これらの者もの濟わたりゆきて谷々たに〴〵に居をる者ものをことごとく東西とうざいに打うち奔はしらせたり 16 茲こゝにベニヤミンとユダの子孫しそんの中うちの人々ひと〴〵砦とりでに來きたりてダビデに就つきけるに 17 ダビデこれを出いでむかへ應こたへて之これに言いひけるは汝なんぢら厚あつき志こころざしをもて我われを助たすけんとて來きたれるならば我わが心こゝろなんぢらと相あひ結むすばん然されど汝なんぢらもし我わが手てに惡あしきこと有󠄃あらざるに我われを欺あざむきて敵てきに付わたさんとせば我われらの先祖せんぞの神かみねがはくは之これを監かんがみて責せめたまへと 18 時ときに聖󠄃靈みたま三十人にんの長かしらアマサイに臨のぞみて彼かれすなはち言いひけるはダビデよ我われらは汝なんぢに屬ぞくすヱツサイの子こよ我われらは汝なんぢを助たすけん願ねがはくは平󠄃安へいあんあれ汝なんぢにも平󠄃安へいあんあれ汝なんぢを助たすくる者ものにも平󠄃安へいあんあれ汝なんぢの神かみ汝なんぢを助たすけたまふなりと是こゝにおいてダビデ彼かれらを接うけいれて軍旅󠄃ぐんりよの長かしらとなせり〘583㌻〙

19 前󠄃さきにダビデ、ペリシテ人びととともにサウルと戰たゝかはんとて攻せめきたれる時ときマナセ人びと數󠄄人すうにんダビデに屬つけり但たゞしダビデ等らは遂󠄅つひにペリシテ人びとを助たすけざりき其そはペリシテ人びとの君等きみたちあひ謀はかり彼かれは我われらの首級くびをもてその主しゆ君くんサウルに歸かへらんと言いひて彼かれを去さらしめたればなり 20 斯かくてダビデ、チクラグに往󠄃ゆける時ときマナセ人びとアデナ、ヨザバデ、ヱデアエル、ミカエル、ヨザバデ、エリウ、ヂルタイこれに歸きせり皆みなマナセ人びとの千人にんの長かしらたる者ものなりき 21 彼等かれらダビデを助たすけて敵軍てきぐんに當あたれり彼かれらは皆みな大勇󠄃士だいゆうしにして軍旅󠄃ぐんりよの長かしらとなれり 22 當時このころダビデに歸きして之これを助たすくる者もの日々ひびに加くははりて終󠄃つひに大軍たいぐんとなり神かみの軍旅󠄃ぐんりよのごとくなれり
 758㌻ 

23 戰爭いくさのために身みをよろひヘブロンに來きたりてダビデに就つきヱホバの言ことばのごとくサウルの國くにをダビデに歸きせしめんとしたる武士もののふの數󠄄かずは左さのごとし 24 ユダの子孫しそんにして楯たてと戈ほことを執とり戰爭いくさのために身みをよろへる者ものは六千せん八百ぴやく人にん 25 シメオンの子孫しそんにして善よく戰たゝかふ大勇󠄃士だいゆうしは七千せん一百ぴやく人にん 26 レビの子孫しそんたる者ものは四千せん六百ぴやく人にん 27 ヱホヤダ、アロン人びとを率󠄃ひきゐたり之これに屬ぞくする者ものは三千ぜん七百ひやく人にん 28 またザドクといふ年とし若わかき勇󠄃士ゆうしありきその宗家そうけの長ちやうたる者もの二十二人にんありたり 29 サウルの宗族やからベニヤミンの子孫しそんたる者ものは三千ぜん人にん是これベニヤミン人びとは多おほくサウルの家いへに尙なほも忠義ちうぎを盡つくしゐたればなり 30 エフライムの子孫しそんたる者ものは二萬まん八百ぴやく人にん皆みな大勇󠄃士だいゆうしにしてその宗家そうけの名なある人々ひと〴〵たり 31 マナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの者ものは一萬まん八千せん人にん皆みな名なを錄しるされたる者ものなるが來きたりてダビデを王わうにたてんとす 32 イツサカルの子孫しそんたる者ものの中うちより善よく時勢じせいに通󠄃つうじイスラエルの爲なすべきことを知しれる者ものきたれりその首かしら二百ひやく人にんありその兄弟きやうだい等たちは皆みなこれが指揮しきにしたがへり 33 ゼブルンの者ものは五萬人まんにん皆みなよく身みをよろひ各種さまざまの武器ぶきをもて善よく戰鬪たたかひをなし一心いつしんに行伍そなへを守まもる者ものなりき 34 ナフタリの者ものは將しやうたる者もの千せん人にん楯たてと戈ほことを執とりてこれに從したがふ者もの三萬まん七千せん人にん 35 ダン人びとは二萬まん八千せん六百ぴやく人にんにして皆みなそなへを守まもる者ものなりき 36 アセルの者ものは四萬人まんにんにして皆みなよく陣ぢんにのぞみ且かつ行伍そなへを守まもる者ものなりき 37 またヨルダンの彼旁かなたなるルベン人びととガド人びととマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの者ものは十二萬人まんにんみな各種さまざまの武器ぶきを執とりて戰爭いくさにいづるに勝󠄃たふる者ものなりき〘584㌻〙

38 是等これらの行伍そなへを守まもる軍人いくさびと等ら眞󠄃實まことの心こゝろを懷いだきてヘブロンに來きたりダビデをもてイスラエル全󠄃國ぜんこくの王わうとなさんとせり其その餘よのイスラエル人びともまた心こゝろを一ひとつにしてダビデを王わうとなさんとせり 39 彼かれら彼處かしこに三日みつかをりてダビデとともに食󠄃くらひかつ飮のめり其そはその兄弟きやうだい等たちこれがために備そなへをなしたればなり 40 また近󠄃ちかき處ところの者ものよりイツサカル、ゼブルンおよびナフタリの者ものに至いたるまでパンと麥むぎ粉󠄃この食󠄃物くひものと乾ほし無花果いちじくと乾葡萄ほしぶだうと酒さけと油あぶら等などを驢馬ろば駱駝らくだ牛うし馬むまに載のせきたりかつ牛うし羊ひつじを多おほく携たづさへいたれり是これイスラエルみな喜よろこびたればなり
 759㌻ 

第13章

1 茲こゝにダビデ千せん人にんの長かしら百ひやく人にんの長かしらなどの諸しよ將しやうとあひ議はかり 2 而しかしてダビデ、イスラエルの全󠄃ぜん會衆くわいしうに言いひけるは汝なんぢらもし之これを善よしとし我われらの神かみヱホバこれを允ゆるしたまはば我われら徧あまねく人ひとを遣󠄃つかはしてイスラエルの各かく地ちに留とゞまれる我われらの兄弟きやうだいならびにその諸しよ郊地かうちの邑々まち〳〵にをる祭司さいしとレビ人びととに至いたらせ之これをして我われらの所󠄃ところに集あつまらしめん 3 而しかして我われらまた我われらの神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこを我われらの所󠄃ところに移うつさんサウルの世よには我われら之これに就つきて詢とふことをせざりしなりと 4 會衆くわいしうみな然しかすべしと言いへり其そは民たみみな此事このことを善よしと觀みたればなり 5 是こゝにおいてダビデはキリアテヤリムより神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かききたらんとてエジプトのジホルよりハマテの入いり口くちまでのイスラエル人びとをことごとく召めしあつめ 6 而しかしてダビデ、イスラエルの一切すべての人ひととともにバアラといふユダのキリアテヤリムに上のぼり往󠄃ゆきケルビムの上うへに坐ざしたまふヱホバ神かみの名なをもて稱󠄄となへらるる契󠄅約けいやくの櫃はこを其處そこより舁かきのぼらんとし 7 乃すなはち神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこを新あたらしき車くるまに載のせてアビナダブの家いへより牽󠄁ひきいだしウザとアヒオその車くるまを御ぎよせり 8 ダビデおよびイスラエルの人ひとはみな歌うたと琴ことと瑟しつと鼗鼓つづみと鐃鈸ねうはちと喇叭らつぱなどを以もつて力ちからをきはめ歌うたをうたひて神かみの前󠄃まへに踴をどれり

9 かくてキドンの禾場うちばに至いたれる時ときウザ手てを神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこに伸のばしてこれを扶おさへたり其そは牛うしこれを振ふりたればなり 10 ウザその手てを伸のべて契󠄅約けいやくの櫃はこにつけたるによりてヱホバこれに向むかひて忿怒いかりを發はつしてこれを擊うちたまびければ其處そこにて神かみの前󠄃まへに死しねり 11 ヱホバ、ウザを擊うちたまひしに因よりてダビデ怒いかれり其處そのところは今日こんにちまでペレヅウザ(ウザ擊うち)と稱󠄄となへらる 12 その日ひダビデ神かみを畏おそれて言いへり我われなんぞ神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこを我所󠄃わがところに舁かきゆくべけんやと 13 ダビデその契󠄅約けいやくの櫃はこを己おのれのところダビデの城󠄃邑まちにうつさず之これを轉めぐらしてガテ人びとオベデエドムの家いへに舁かきいらしめたり 14 神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこオベデエドムの家いへにありて其その家族かぞくとともにおかかるること三月󠄃みつきなりきヱホバ、オベデエドムの家いへとその一切すべての所󠄃有󠄃もちものを祝福めぐみたまへり〘585㌻〙
 760㌻ 

第14章

1 茲こゝにツロの王わうヒラム使󠄃者つかひをダビデに遣󠄃つかはし之これがために家いへを建󠄄たてさせんとて香柏かうはくおよび木匠たくみと石工せきこうをおくれり 2 ダビデはヱホバの固かたく己おのれをたててイスラエルの王わうとなしたまへるを曉さとれり其そはその民たみイスラエルの故ゆゑによりてその國くに振ふるひ興おこりたればなり

3 ダビデ、ヱルサレムにおいてまた妻妾さいせふを納󠄃いれたり而しかしてダビデまた男子むすこ女子むすめを得えたり 4 そのヱルサレムにて得えたる子等こらの名なは左さのごとしシヤンマ、シヨバブ、ナタン、ソロモン 5 イブハル、エリシユア、エルバレテ 6 ノガ、ネベグ、ヤピア 7 エリシヤマ、ベエリアダ、エリバレテ

8 茲こゝにダビデの膏あぶらそそがれてイスラエル全󠄃國ぜんこくの王わうとなれる事ことペリシテ人びとに聞きこえければペリシテ人びとみなダビデを獲えんとて上のぼれりダビデは聞きゝて之これに當あたらんとて出いでたりしが 9 ペリシテ人びとすでに來きたりてレバイムの谷たにを侵󠄃をかしたりき 10 時ときにダビデ神かみに問とふて言いひけるは我われペリシテ人びとにむかひて攻せめ上のぼるべきや汝なんぢ彼かれらを吾わが手てに付わたし給たまふやヱホバ、ダビデに言いひたまひけるは攻せめ上のぼれ我われかれらを汝なんぢの手てに付わたさんと 11 是こゝにおいて皆みなバアルベラジムに上のぼりゆきけるがダビデつひに彼處かしこにて彼かれらを打敗うちやぶり而しかしてダビデ言いへり神かみ水みづの破壞やぶり出いづるごとくに我わが手てをもてわが敵てきを敗やぶりたまへりと是こゝをもてその處ところの名なをバアルペラジム(破壞やぶりの處ところ)と呼よぶなり 12 彼かれら其處そこにその神々かみ〴〵を遺󠄃すてゆきたればダビデ命めいじて火ひをもてこれを焚やかせたり

13 斯かくて後のちペリシテ人びと復また谷たにを侵󠄃をかしければ 14 ダビデまた神かみに問とふに神かみこれに言いひたまひけるは彼かれらを追󠄃おひて上のぼるべからず彼かれらを離はなれて回まはりベカの樹きの方かたよりこれを襲󠄂おそへ
 761㌻ 
15 汝なんぢベカの樹きの上うへに進󠄃行あゆみの音󠄃おとあるを聞きかば即すなはち進󠄃すゝんで戰たゝかふべし神かみ汝なんぢのまへに進󠄃すゝみいでペリシテ人びとの軍勢ぐんぜいを擊うちたまふべければなりと 16 ダビデすなはち神かみの己おのれに命めいじたまひし如ごとくしてペリシテ人びとの軍勢ぐんぜいを擊うちやぶりつつギベオンよりガゼルにまでいたれり 17 是こゝにおいてダビデの名な諸もろ〳〵の國々くに〴〵に聞きこえわたりヱホバ諸もろ〳〵の國人くにびとに彼かれを懼おそれしめたまへり

第15章

1 ダビデはダビデの邑まちの中うちに自己おのれのために家いへを建󠄄たて又󠄂また神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこのために處ところを備そなへてこれがために幕屋まくやを張はれり 2 而しかしてダビデ言いひけるは神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かくべき者ものは只たゞレビ人びとのみ其そはヱホバ神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かゝしめまた己おのれに永ながく事つかへしめんとてレビ人びとを擇えらびたまひたればなりと〘586㌻〙 3 ダビデすなはちヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこをその之これがために備そなへたる處ところに舁かきのぼらんとてイスラエルをことごとくエルサレムに召集めしあつめたり 4 ダビデまたアロンの子孫しそんとレビ人びとを集あつめたり 5 即すなはちコハテの子孫しそんの中うちよりはウリエルを長かしらとしてその兄弟きやうだい百ひやく二十人にん 6 メラリの子孫しそんの中うちよりはアサヤを長かしらとしてその兄弟きやうだい二百ひやく二十人にん 7 ゲルシヨンの子孫しそんの中うちよりはヨエルを長かしらとしてその兄弟きやうだい百ひやく三十人にん 8 エリザバンの子孫しそんの中うちよりはシマヤを長かしらとしてその兄弟きやうだい二百ひやく人にん 9 ヘブロンの子孫しそんの中うちよりはエリエルを長かしらとしてその兄弟きやうだい八十人にん 10 ウジエルの子孫しそんの中うちよりはアミナダブを長かしらとしてその兄弟きやうだい百ひやく十二人にん 11 ダビデ祭司さいしザドクとアビヤタルおよびレビ人びとウリエル、アサヤ、ヨエル、シマヤ、エリエル、アミナダブを召めし 12 これに言いひけるは汝なんぢらはレビ人びとの宗家そうけの長ちやうたり汝なんぢらと汝なんぢらの兄弟きやうだい共ともに身みを潔󠄄きよめイスラエルの神かみヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこを我わが其それの爲ために備そなへたる處ところに舁かきのぼれよ 13 前󠄃さきには之これをかきしもの汝なんぢらにあらざりしに緣よりて我われらの神かみヱホバわれらを擊うちたまへり是こは我われらそのさだめにしたがひて之これに求もとめざりしが故ゆゑなりと 14 是こゝにおいて祭司さいし等たちとレビ人びと等らイスラエルの神かみヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かきのぼらんと身みを潔󠄄きよめ
 762㌻ 
15 レビの子孫しそんたる人々ひと〴〵すなはちモーセがヱホバの言ことばにしたがひて命めいじたるごとく神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこをその貫󠄄つらぬける枉さをによりて肩󠄃かたに負󠄅おへり

16 ダビデまたレビ人びとの長かしら等たちに吿つげその兄弟きやうだい等たちを選󠄄えらびて謳歌者うたうたふものとなし瑟しつと琴ことと鐃鈸ねうはちなどの樂器がくきをもちて打うちはやして歡喜よろこびの聲こゑを擧あげしめよと言いひたれば 17 レビ人びとすなはちヨエルの子こヘマンとその兄弟きやうだいベレキヤの子こアサフおよびメラリの子孫しそんたる彼かれらの兄弟きやうだいクシャヤの子こエタンを選󠄄えらべり 18 また之これに次󠄄つげるその兄弟きやうだい等たちこれと偕ともにあり即すなはちゼカリヤ、ベン、ヤジエル、セミラモテ、ヱイエル、ウンニ、エリアブ、ベナヤ、マアセヤ、マツタテヤ、エリペレホ、ミクネヤおよび門もんを守まもる者ものなるオベデエドムとヱイエル 19 謳歌者うたうたふものヘマン、アサフおよびエタンは銅あかがねの鐃鈸ねうはちをもて打うちはやす者ものとなり 20 ゼカリヤ、アジエル、セミラモテ、ヱイエル、ウンニ、エリアブ、マアセヤ、ベナヤは瑟しつをもて細ほそき音󠄃ねを出いだし 21 マツタテヤ、エリペレテ、ミクネヤ、オベデエドム、ヱイエル、アザジヤは琴ことをもて太ふとき音󠄃ねを出いだして拍子へうしをとれり〘587㌻〙 22 ケナニヤはレビ人びとの長かしらにして負󠄅おひ舁かく事ことに通󠄃つうじをるによりて負󠄅おひ舁かく事ことを指揮しきせり 23 またベレキヤとエルカナは契󠄅約けいやくの櫃はこの門かどを守まもり 24 祭司さいしシバニヤ、ヨシヤパテ、ネタネル、アマサイ、ゼカリヤ、ベナヤ、ヱリエゼル等らは神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこの前󠄃まへに進󠄃すゝみて喇叭らつぱを吹ふきオベデエドムとヱヒアは契󠄅約けいやくの櫃はこの門かどを守まもれり

25 斯かくダビデとイスラエルの長老としよりおよび千せん人にんの長かしら等たちは往󠄃ゆきてオベデエドムの家いへよりヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこを歡よろこび勇󠄃いさみて舁かきのぼれり 26 神かみヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かくところのレビ人びとを助たすけたまひければ牡牛をうし七匹󠄃ななつ牡羊をひつじ七匹󠄃ななつを献さゝげたり 27 ダビデは細布ほそぬのの衣ころもをまとへり又󠄂また契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かくところの一切すべてのレビ人びとと謳歌者うたうたふものおよび負󠄅おひ舁かく事ことを主つかさどれるケナニヤも然しかりダビデはまた白しろ布ぬののエポデを着つけ居ゐたり
 763㌻ 
28 斯かくてイスラエルみな聲こゑを擧あげ角かくを吹ふきならし喇叭らつぱと鐃鈸ねうはちと瑟しつと琴こととをもて打うちはやしてヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かきのぼれり

29 ヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこダビデの邑まちにいりし時ときサウルの女むすめミカル窻まどより窺うかゞひてダビデ王わうの舞まひ躍󠄃をどるを見みその心こゝろにこれを藐視いやしめり

第16章

1 人々ひと〴〵神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこを舁かきいりて之これをダビデがその爲ために張はりたる幕屋まくやの中うちに置すゑ而しかして燔祭はんさいと酬恩祭しうおんさいを神かみの前󠄃まへに献さゝげたり 2 ダビデ燔祭はんさいと酬恩祭しうおんさいを献さゝぐることを終󠄃をへしかばヱホバの名なをもて民たみを祝しゆくし 3 イスラエルの衆庶ひと〴〵に男をとこにも女むすめにも都すべてパン一箇ひとつ肉󠄁にく一片ひときれ乾葡萄ほしぶだう一塊ひとかたまりを分󠄃わかち與あたへたり

4 ダビデまたレビ人びとを立たててヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこの前󠄃まへにて職事つとめをなさしめ又󠄂またイスラエルの神かみヱホバを崇あがめ讃ほめかつ頌󠄃たゝへしめたり 5 伶長うたのかみはアサフその次󠄄つぎはゼカリヤ、ヱイエル、セミラモテ、ヱヒエル、マツタテヤ、エリアブ、ベナヤ、オベデエドム、ヱイエルこれは瑟しつと琴こととを彈たんじアサフは鐃鈸ねうはちを打うち鳴ならし 6 また祭司さいしベナヤとヤハジエルは喇叭らつぱをとりて恒つねに神かみの契󠄅約けいやくの櫃はこの前󠄃まへに侍はべれり

7 當日そのひダビデ始はじめてアサフとその兄弟きやうだい等たちを立たててヱホバを頌󠄃たゝへしめたり其その言ことばに云いはく 8 ヱホバに感謝󠄃かんしやしその名みなをよびその作なしたまへることをもろもろの民たみ輩らの中うちにしらしめよ 9 ヱホバにむかひてうたへヱホバを讃ほめうたへそのもろもろの奇くすしき跡みわざをかたれ 10 そのきよき名みなをほこれヱホバをたづぬるものの心こゝろはよろこぶべし 11 ヱホバとその能力みちからとをたづねよ恒つねにその聖󠄃顏みかほをたづねよ〘588㌻〙 12 -13 その僕しもべイスラエルの裔すゑよヤコダの子輩こらよそのえらびたまひし所󠄃ところのものよそのなしたまへる奇くすしき跡みわざとその異ことなる事こととその口みくちのさばきとを心こゝろにとむれ 14 彼かれはわれらの神かみヱホバなりそのおほくの審判󠄄さばきは全󠄃地ぜんちにあり
 764㌻ 
15 なんぢらたえずその契󠄅約けいやくをこころに記とめよ此こはよろづ代よに命めいじたまひし聖󠄃言みことばなり 16 アブラハムとむすびたまひし契󠄅約けいやくイサクに與あたへたまひし誓ちかひなり 17 之これをかたくしヤコブのために律法おきてとなしイスラエルのためにとこしへの契󠄅約けいやくとなして 18 言いひたまひけるは我われなんぢにカナンの地ちをたまひてなんぢらの嗣業ゆづりの分󠄃ものとなさん 19 この時ときなんぢらの數󠄄かずおほからず甚いとすくなくしてかしこにて旅󠄃人たびゞととなり 20 この國くによりかの國くににゆきこの國くによりほかの民たみにゆけり 21 人ひとのかれらを虐󠄃しへたぐるをゆるしたまはずかれらの故ゆゑによりて王わうたちを懲こらしめて 22 宣給のたまはくわが受膏者じゆかうしやたちにふるるなかれわが預言よげん者しやたちをそこなふなかれ 23 全󠄃地ぜんちよヱホバにむかひて謳うたへ日ひごとにその拯救すくひをのべつたへよ 24 もろもろの國くにのなかにその榮光えいくわうをあらはしもろもろの民たみのなかにその奇くすしきみわざを顯あらはすべし 25 そはヱホバはおほいなり大おほいにほめたたふべきものなりまたもろもろの神かみにまさりて畏おそるべきものなり 26 もろもろの民たみのすべての神かみはことごとく虛むなしされどヱホはもろもろの天てんをつくりたまへり 27 尊󠄅貴たふときと稜威󠄂みいづとはその前󠄃みまへにあり能ちからとよろこびとはその聖󠄃所󠄃せいじよにあり 28 もろもろのたみの諸族やからよ榮光えいくわうとちからとをヱホバにあたへよヱホバにあたへよ 29 その聖󠄃名みなにかなふ榮光えいくわうをもてヱホバにあたへ献さゝげ物ものをたづさへて其その前󠄃まへにきたれきよき美うるはしき物ものをもてヱホバを拜をがめ 30 全󠄃地ぜんちよその前󠄃まへにをののけ世界せかいもかたくたちて動うごかさるることなし 31 天てんはよろこび地ちはたのしむべしもろもろの國くにのなかにいへヱホバは統治すべをさめたまふ 32 海うみとそのなかに盈みつるものとはなりどよみ田畑たはたとその中なかのすべての物ものとはよろこぶべし 33 かくて林はやしのもろもろの樹きもまたヱホバの前󠄃みまへによろこびうたはんヱホバ地ちをさばかんとて來きたりたまふ 34 ヱホバに感謝󠄃かんしやせよそのめぐみはふかくその憐憫あはれみはかぎりなし 35 汝なんぢら言いへ我われらの拯救すくひの神かみよ我われらを救すくひ我われらを取とり集あつめ列邦󠄆くに〴〵のなかより救すくひいだしたまへ我われらは聖󠄃名みなに謝󠄃しやしなんぢのほむべき事ことをほこらん 36 イスラエルの神かみヱホバは窮󠄃きはみなきより窮󠄃きはみなきまでほむべきかなすべての民たみはアーメンととなへてヱホバを讃稱󠄄ほめたたへたり
 765㌻ 

37 ダビデはアサフとその兄弟きやうだい等たちをヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこの前󠄃まへに留とどめおきて契󠄅約けいやくの櫃はこの前󠄃まへに常つねに侍はべりて日々ひびの事ことを執とり行おこなはせたり〘589㌻〙 38 オベデエドムとその兄弟きやうだい等たちは合あはせて六十八人にんまたヱドトンの子こなるオベデエドムおよびホサは司門かどもりたり 39 祭司さいしザドクおよびその兄弟きやうだいたる祭司さいし等たちはギベオンなる崇邱たかきところにおいてヱホバの天てん幕まくの前󠄃まへに侍はべり 40 燔祭はんさいの壇だんの上うへにて朝󠄃夕あさゆふ斷たえず燔祭はんさいをヱホバに献さゝげ且かつヱホバがイスラエルに命めいじたまひし律法おきてに記しるされたる諸もろ〳〵の事ことを行おこなへり 41 またヘマン、ヱドトンおよびその餘ほかの選󠄄えらばれて名なを記しるされたる者等ものども彼かれらとともにありてヱホバの恩寵めぐみの世々よゝ限かぎりなきを讃ほめまつれり 42 即すなはちヘマンおよびヱドトンかれらとともに居をりて喇叭らつぱ鐃鈸ねうはちなど神かみの樂器がくきを操とりて樂がくを奏そうせり又󠄂またヱドトンの子等こらは門もんを守まもれり 43 かくて民たみみな各々おの〳〵その家いへにかへれり又󠄂またダビデはその家族かぞくを祝しゆくせんとて還󠄃かへりゆけり

第17章

1 ダビデその家いへに住󠄃すむにいたりてダビデ預言者よげんしやナタンに言いひけるは觀みよ我われは香柏かうはくの家いへに住󠄃すむ然しかれどもヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこは幕まくの下したにありと 2 ナタン、ダビデに言いひけるは神かみなんぢとともに在いませば凡すべて汝なんぢの心こゝろにある所󠄃ところを爲なせ 3 その夜よ神かみの言ことばナタンに臨のぞみて曰いはく 4 往󠄃ゆきてわが僕しもべダビデに言いへヱホバかく言いふ汝なんぢは我わがために我われの住󠄃すむべき家いへを建󠄄たつべからず 5 我われはイスラエルを導󠄃みちびき上のぼりし日ひより今日こんにちにいたるまで家いへに住󠄃すましこと無なくして但たゞ幕屋まくやより幕屋まくやに移うつり天てん幕まくより天てん幕まくに遷󠄇うつれり 6 我われイスラエルの人々ひと〴〵と共ともに步あゆみたる處々ところどころにて我われわが民たみを牧養󠄄やしなふことを命めいじたるイスラエルの士師さばきつかさの一人ひとりにもなんぢ何故なにゆゑに香柏かうはくの家いへを我わがために建󠄄たてざるやと一言ひとことにても言いひし事ことありや 7 然されば汝なんぢわが僕しもべダビデに斯かく言いふべし萬軍ばんぐんのヱホバかく言いふ我われなんぢを牧場まきばより取とり羊ひつじに隨したがふ處ところより取とりて我民わがたみイスラエルの君長きみと爲なし
 766㌻ 
8 汝なんぢが凡すべて往󠄃ゆける處ところにて汝なんぢと偕ともにあり汝なんぢの諸もろ〳〵の敵てきを汝なんぢの前󠄃まへより斷たちされり我われまた世よの中なかの大おほいなる人ひとの名なのごとき名なを汝なんぢに得えさせん 9 かつ我われわが民たみイスラエルのために處ところを定さだめて彼かれらを植うゑつけ彼かれらをして自己おのれの處ところに住󠄃すみて重かさねて動うごくこと無なからしめん 10 又󠄂また惡人あくにん昔むかしのごとく即すなはち我民わがたみイスラエルの上うへに士師さばきつかさを立たてたる時ときより已來このかたのごとく重かさねて彼かれらを荒あらすこと無なかるべし我われ汝なんぢの諸もろ〳〵の敵てきを壓󠄂服󠄃おしふせん且かつ今いま我われ汝なんぢに吿つぐヱホバまた汝なんぢのために家いへを建󠄄たてん 11 汝なんぢの日ひの滿みち汝なんぢゆきて先祖せんぞ等たちと偕ともになる時ときは我われ汝なんぢの生うめる汝なんぢの子こを汝なんぢの後あとに立たて且かつその國くにを堅かたうせん 12 彼かれわが爲ために家いへを建󠄄たてん我われながく彼かれの位くらゐを堅かたうせん 13 我われは彼かれの父󠄃ちゝとなり彼かれはわが子ことなるべし我われは汝なんぢの先さきにありし者ものより取とりたるごとくに彼かれよりは我わが恩惠めぐみを取とりさらじ〘590㌻〙 14 却かへつて我われかれを永ながく我わが家いへに我わが國くにに居すゑ置おかん彼かれの位くらゐは何時いつまでも堅かたく立たつべし 15 ナタン凡すべて是等これらの言ことばのごとく凡すべてこの異象まぼろしのごとくダビデに語かたりければ

16 ダビデ王わう入いりてヱホバの前󠄃まへに坐ざして言いひけるはヱホバ神かみよ我われは誰たれわが家いへは何なになれば汝なんぢ此これまで我われを導󠄃みちびきたまひしや 17 神かみよ是これはなほ汝なんぢの目めには小ちひさき事ことたりヱホバ神かみよ汝なんぢはまた僕しもべの家いへの遙はるか後のちの事ことを語かたり高たかき者もののごとくに我われを見俲みなしたまへり 18 僕しもべの名譽ほまれについてはダビデこの上うへ何なにをか汝なんぢに望󠄇のぞむべけん汝なんぢは僕しもべを知しりたまふなり 19 ヱホバよ汝なんぢは僕しもべのため又󠄂またなんぢの心こゝろに循したがひて此このもろもろの大おほいなる事ことを爲なし此このすべての大おほいなる事ことを示しめしたまへり 20 ヱホバよ我われらが凡すべて耳みゝに聞きける所󠄃ところに依よれば汝なんぢのごとき者ものは無なくまた汝なんぢの外ほかに神かみは無なし 21 地ちの何いづれの國くにか汝なんぢの民たみイスラエルに如しかん是これは在昔むかし神かみの往󠄃ゆきて贖あがなひて己おのれの民たみとなして大おほいなる畏おそるべき事ことを行おこなひて名なを得えたまひし者ものなり汝なんぢはそのエジプトより贖あがなひいだせし汝なんぢの民たみの前󠄃まへより國々くに〴〵の人ひとを逐󠄃おひはらひたまへり 22 而しかして汝なんぢは汝なんぢの民たみイスラエルを永ながく汝なんぢの民たみとなしたまふヱホバよ汝なんぢは彼かれらの神かみとなりたまへり 23 然さればヱホバよ汝なんぢが僕しもべとその家いへにつきて宣のたまひし言ことばを永ながく堅かたうして汝なんぢの言いひし如ごとく爲なしたまへ 24 願ねがはくは汝なんぢの名なの堅かたく立たち永久とこしなへに崇あがめられて萬軍ばんぐんのヱホバ、イスラエルの神かみはイスラエルに神かみたりと曰いはれんことを願ねがはくは僕しもべダビデの家いへの汝なんぢの前󠄃まへに堅かたく立たゝんことを
 767㌻ 
25 我わが神かみよ汝なんぢは僕しもべの耳みゝに示しめして之これが爲ために家いへを建󠄄たてんと宣のたまへり是これによりて僕しもべなんぢの前󠄃まへに祈いのる道󠄃みちを得えたり 26 ヱホバよ汝なんぢは即すなはち神かみにましまし此この恩典めぐみを僕しもべに傳つたへたまへり 27 願ねがはくは今いま僕しもべの家いへを祝福めぐみて汝なんぢの前󠄃まへに永ながく在あらしめたまへ其そはヱホバよ汝なんぢの祝福めぐみたまへる者ものは永ながく祝福めぐみを蒙かうむればなり

第18章

1 此この後のちダビデ、ペリシテ人びとを擊うちてこれを服󠄃ふくし又󠄂またペリシテ人びとの手てよりガテとその郷里むらざとを取とれり 2 彼かれまたモアダを擊うちければモアブ人びとはダビデの臣しんとなりて貢みつぎを納󠄃いれたり

3 ダビデまたハマテの邊󠄎ほとりにてゾバの王わうハダレゼルを擊うてり是これは彼かれがユフラテ河がはの邊󠄎ほとりにてその權勢いきほひを振ふるはんとて往󠄃ゆける時ときなりき 4 而しかしてダビデ彼かれより車くるま千せん輛りやう騎兵きへい七千せん步兵ほへい二萬まんを取とりダビデまた一いつ百ぴやくの車くるまの馬むまを存のこしてその餘ほかの車馬くるまむまは皆みなその足あしの筋すぢを切きれり

5 その時ときダマスコのスリア人びとゾバの王わうハダレゼルを援󠄃たすけんとて來きたりければダビデそのスリア人びと二萬まん二千せんを殺ころせり〘591㌻〙 6 而しかしてダビデ、ダマスコのスリアに鎭ちん臺だいを置おきぬスリア人びとは貢みつぎを納󠄃いれてダビデの臣しんとなれりヱホバ、ダビデを凡すべてその往󠄃ゆく處ところにて助たすけたまへり 7 ダビデ、ハダレゼルの臣僕けらい等どもの持もてる金きんの楯たてを奪うばひて之これをヱルサレムに持もちきたり 8 またハダレゼルの邑まちテブハテとクンより甚はなはだ衆多おほくの銅あかがねを取とりきたれりソロモンこれを用もて銅あかがねの海うみと柱󠄃はしらと銅あかがねの器具󠄄うつはものを造󠄃つくれり

9 時ときにハマテの王わうトイ、ダビデがゾバの王わうハダレゼルの總󠄂すべての軍勢ぐんぜいを擊破うちやぶりしを聞きゝて 10 その子こハドラムをダビデ王わうに遣󠄃つかはし安否あんぴを問とひかつこれを賀がせしむ其そはハダレゼル曾かつてトイと戰鬪たたかひをなしたるにダビデ、ハダレゼルと戰たゝかひて之これを擊うちやぶりたればなりハドラム金銀きんぎんおよび銅あかがねの種々さま〴〵の器うつはを携たづさへきたりければ
 768㌻ 
11 ダビデ王わうそのエドム、モアブ、アンモンの子孫ひと〴〵ペリシテ人びとアマレクなどの諸もろ〳〵の國民くにたみの中うちより取とりきたりし金銀きんぎんとともに是等これらをもヱホバに奉納󠄃をさめたり

12 ゼルヤの子こアビシヤイ鹽しほの谷たににてエドム人びと一萬まん八千せんを殺ころせり 13 斯かくてダビデ、エドムに鎭ちん臺だいを置おきエドム人びとは皆みなダビデの臣しんとなりぬヱホバかくダビデを凡すべてその往󠄃ゆく處ところにて助たすけたまへり

14 ダビデはイスラエルの全󠄃地ぜんちを治をさめてその諸すべての民たみに公󠄃平󠄃こうへいと正義せいぎを行おこなへり 15 ゼルヤの子こヨアブは軍旅󠄃ぐんりよの長かしらアヒルデの子こヨシヤパテは史󠄃し官くわん 16 アヒトブの子こザドクとアビヤタルの子こアビメレクは祭司さいしシヤウシヤは書記しよき官くわん 17 ヱホヤダの子こベナヤはケレテ人びととペレテ人びとの長かしらダビデの子等こらは王わうの座側かたはらに侍はべる大臣だいじんなりき

第19章

1 此この後のちアンモンの子孫ひと〴〵の王わうナハシ死しにければその子ここれに代かはりて王わうとなりたり 2 ダビデ言いひけるは我われナハシの子こヌンをねんごろに遇󠄃あしらはんかれが父󠄃ちゝわれをねんごろにあしらひたればなりとダビデすなはち彼かれをその父󠄃ちゝの故ゆゑによりて慰なぐさめんとて使󠄃者つかひを遣󠄃つかはせりダビデの臣僕けらい等どもアンモンの子孫ひと〴〵の地ちに往󠄃ゆきハヌンに詣いたりてこれを慰なぐさめけるに 3 アンモンの子孫ひと〴〵の牧伯きみ等たちハヌンに言いひけるはダビデ慰籍なぐさむる者ものを汝なんぢにつかはしたるに因よりて彼かれなんぢの父󠄃ちゝを尊󠄅たふとぶと汝なんぢの目めに見みゆるや彼かれの臣僕けらい等どもは此この國くにを窺うかゞひ探さぐりて滅ほろぼさんとて來きたれるならずやと 4 是こゝにおいてハヌン、ダビデの臣僕けらい等どもを執とらへてその鬚ひげを剃そりおとしその衣服󠄃ころもを中なかより斷たちて腎いさらひまでにして之これを歸かへしたりしが 5 或ある人ひときたりて此この人々ひと〴〵の爲せられし事ことをダビデに吿つげければダビデ人ひとをつかはして之これを迎󠄃むかへしめたりその人々ひと〴〵おほいに愧はぢたればなり即すなはち王わういひけるは汝なんぢら鬚ひげの長のぶるまでヱリコに止とゞまりて然しかる後のちかへるべしと〘592㌻〙

6 アンモンの子孫ひと〴〵自己おのれのダビデに惡にくまるる樣やうになれるを見みしかばハヌンおよびアンモンの子孫ひと〴〵すなはち銀ぎん一千せんタラントをおくりてメソポタミヤとスリアマアカおよびゾバより戰車いくさぐるまと騎兵きへいとを雇󠄃やとひいれたり
 769㌻ 
7 即すなはち戰車いくさぐるま三萬まん二千せん乘じやうにマアカの王わうとその兵士へいしを雇󠄃やとひければ彼かれら來きたりてメデバの前󠄃まへに陣ぢんを張はれり是こゝにおいてアンモンの子孫ひと〴〵その邑々まち〳〵より寄よりあつまりて戰たゝかはんとて來きたれり 8 ダビデ聞きゝてヨアブと勇󠄃士ゆうしの惣軍そうぐんを遣󠄃つかはしけるに 9 アンモンの子孫ひと〴〵は出いでて邑まちの門もんの前󠄃まへに戰爭いくさの陣列そなへをなせり又󠄂また援󠄃助たすけに來きたれる王等わうたちは別べつに野のに居をれり

10 時ときにヨアブ前󠄃後ぜんごより敵てきの攻寄せめよせるを見みてイスラエルの倔强くつきやうの兵士つはものの中うちを抽擢すぐりて之これをしてスリア人びとにむかひて陣列そなへしめ 11 その餘ほかの民たみをばその兄弟きやうだいアビシヤイの手てに交󠄄わたしてアンモンの子孫ひと〴〵にむかひて陣列そなへしめ 12 而しかして言いひけるはスリア人びともし我われに手て强ごはからば汝なんぢ我われを助たすけよアンモンの子孫ひと〴〵もし汝なんぢに手て强ごはからば我われなんぢを助たすけん 13 汝なんぢ勇󠄃いさましくなれよ我儕われらの民たみのためと我われらの神かみの諸邑まち〳〵のために我われら勇󠄃いさましく爲なさん願ねがはくはヱホバその目めに善よしと見みゆる所󠄃ところをなしたまへと 14 ヨアブ己おのれに從したがへる民たみとともに進󠄃すゝみよりてスリア人びとを攻擊せめうちけるにスリア人びとかれの前󠄃まへより潰ついえ奔はしれり 15 アンモンの子孫ひと〴〵はスリア人びとの潰ついえ奔はしれるを見みて自己おのれ等らもまたその兄弟きやうだいアビシヤイの前󠄃まへより逃󠄄奔にげはしりて城󠄃邑まちにいりぬ是こゝにおいてヨアブはヱルサレムに歸かへれり

16 スリア人びとはそのイスラエルに擊うちやぶられたるを見みて使󠄃者つかひを遣󠄃つかはして河かはの彼旁かなたなるスリア人びとを將ひきゐ出いだせりハダレゼルの軍旅󠄃ぐんりよの長かしらシヨバクこれを率󠄃ひきゆ 17 その事ことダビデに聞きこえければ彼かれイスラエルを悉こと〴〵く集あつめヨルダンを渡わたりて彼かれらの所󠄃ところに來きたり之これにむかひて戰爭いくさの陣列そなへを立たてたりダビデかく彼かれらにむかひて戰爭いくさの陣列そなへを立たてたれば彼かれらこれと戰たゝかへり 18 然しかるにスリア人びとイスラエルの前󠄃まへに潰ついえたればダビデ、スリアの兵いくさ車ぐるまの人ひと七千せん步兵ほへい四萬まんを殺ころしまた軍旅󠄃ぐんりよの長かしらシヨバクを殺ころせり 19 ハダレゼルの臣しんたる者等ものどもそのイスラエルに擊うちやぶられたるを見みてダビデと和睦やはらぎをなしてこれが臣しんとなれりスリア人びとは此この後のちふたゝびアンモンの子孫ひと〴〵を助たすくることを爲せざりき
 770㌻ 

第20章

1 年としかへりて王等わうたちの戰爭いくさに出いづる時ときにおよびてヨアブ軍勢ぐんぜいを率󠄃ひきゐて出いでアンモン人びとの地ちを打うち荒あらし往󠄃ゆきてラバを攻せめ圍󠄃かこめりされどダビデはヱルサレムに止とゞまりたりヨアブつひにラバを擊うち壞やぶりてこれを滅ほろぼせり〘593㌻〙 2 ダビデ彼かれらの王わうの冠冕󠄅かんむりをその首かうべより取とりはなしたりしがその金きんの重おもさを量はかり見みるに一タラントありまたその中なかに寳石はうせきを嵌はめたるありき之これをダビデの首かうべに冠かむらせたり彼かれまた甚はなはだ衆多おほくの掠取物ぶんどりものをその邑まちより取とれり 3 而しかして彼かれまたその中うちの民たみを曳ひきいだし鋸のこぎりと鐵てつの打うち車ぐるまと斧をのとをもてこれを斬きれりダビデ、アンモンの子孫ひと〴〵の一切すべての邑まちに斯かく爲なせり而しかしてダビデとその民たみはみなヱルサレムに歸かへりぬ

4 この後のちゲゼルにおいてペリシテ人びとと戰爭いくさおこりたりしがその時ときにホシヤ人びとシベカイ巨󠄃人おほをとこの子孫こらの一人ひとりなるシバイを殺ころせり彼等かれらつひに攻伏せめふせられき 5 復またペリシテ人びとと戰爭いくさありしがヤイルの子こエルハナン、ガテのゴリアテの兄弟きやうだいラミを殺ころせりラミの槍やりの柄えは機はたの滕󠄄ちぎりの如ごとくなりき 6 またガテに戰爭いくさありしが其處そこに一人ひとりの身長たけたかき人ひとありその手ての指ゆびと足あしの趾ゆびは六むつ宛づつにして合あはせて二十四あり彼かれも巨󠄃人おほをとこの生うめる者ものなりき 7 彼かれイスラエルを挑いどみしかばダビデの兄弟きやうだいシメアの子こヨナタンこれを殺ころせり 8 是等これらはガテにて巨󠄃人おほをとこの生うめる者ものなりしがダビデの手てとその臣僕けらいの手てに斃たふれたり

第21章

1 茲こゝにサタン起󠄃おこりてイスラエルに敵てきしダビデを感動かんどうしてイスラエルを核󠄂數󠄄かぞへしめんとせり 2 ダビデすなはちヨアブと民たみの牧伯等つかさたちに言いひけるは汝等なんぢらゆきてベエルシバよりダンまでのイスラエル人びとを數󠄄かぞへその數󠄄かずをとりきたりて我われに知しらせよ 3 ヨアブ答こたへけるは幾何いくばくあるとも願ねがはくはヱホバその民たみを百ひやく倍ばいに增ましたまへ然さりながら王わうわが主しゆよ是これはみな我わが主しゆの僕しもべならずや然しかるに何なにとて我わが主しゆこの事ことを爲なさんと要󠄃もとめたまふや何なんぞイスラエルをして之これによりて罪つみを獲えせしむべけんやと
 771㌻ 
4 されど王わうつひにヨアブに言いひ勝󠄃かちたればヨアブすなはち出いでゆきイスラエルを徧あまねく行ゆきめぐりてヱルサレムに還󠄃かへれり 5 而しかしてヨアブ民たみの總󠄂數󠄄そうすうをダビデに吿つげたり即すなはちイスラエルの中うちには劍つるぎを帶おぶる者もの一百ぴやく十萬人まんにんありユダの中うちには劍つるぎを帶おぶる者もの四十七萬人まんにんありき 6 但たゞしレビとベニヤミンとはその中なかに數󠄄かぞへざりき其そはヨアブ王わうの言ことばを惡にくみたればなり 7 この事こと神かみの目めに惡あしかりければイスラエルを擊うちなやましたまへり 8 ダビデ是こゝにおいて神かみに申まうしけるは我われこの事ことをなして大おほいに罪つみを獲えたり然しかれども今いまねがはくは僕しもべの罪つみを除のぞきたまへ我われはなはだ愚おろかなる事ことをなせりと

9 時ときにヱホバ、ダビデの先見者せんけんしやガデにきて言いひたまひけるは 10 往󠄃ゆきてダビデに吿つげて言いへヱホバかく言いふ我われなんぢに三みつのものを示しめす汝なんぢその一ひとつを撰えらべ我われそれを汝なんぢに爲なさんと〘594㌻〙 11 ガデすなはちダビデの許もとに至いたり之これに言いひけるはヱホバかく言いひたまふ汝なんぢ擇えらべよ 12 即すなはち三年ねんの饑󠄃饉ききんか又󠄂または汝なんぢ三月󠄃みつきの間あひだ汝なんぢの敵てきの前󠄃まへに敗やぶれて汝なんぢの仇あたの劍つるぎに追󠄃おひしかれんか又󠄂または三日みつかの間あひだヱホバの劍つるぎすなはち疫病えやみこの國くににありてヱホバの使󠄃者つかひイスラエルの四方よもの境さかひの中うちにて擊うち滅ほろぼすことをせんか我わが如何いかなる答こたへを我われを遣󠄃つかはせし者ものに爲なすべきかを汝なんぢ決さだめよ 13 ダビデ、ガデに言いひけるは我われおほいに苦くるしむ請󠄃こふ我われはヱホバの手てに陷おちいらん其その憐憫あはれみ甚はなはだおほいなればなり人ひとの手てには陷おちいらじと 14 是こゝにおいてヱホバ、イスラエルに疫病えやみを降󠄄くだしたまひければイスラエルの人ひと七萬人まんにん斃たふれたり 15 神かみまた使󠄃者つかひをヱルサレムに遣󠄃つかはしてこれを滅ほろぼさんとしたまひしが其そのこれを滅ほろぼすにあたりてヱホバ視みてこの禍害󠄅わざはひをなせしを悔くい其そのほろぼす使󠄃者つかひに言いひたまひけるは足たれり今いまなんぢの手てを住󠄃とどめよと時ときにヱホバの使󠄃者つかひはヱブス人びとオルナンの打うち場ばの傍かたはらに立たちをる 16 ダビデ目めをあげて視みるにヱホバの使󠄃者つかひ地ちと天てんの間あひだに立たちて拔ぬき身みの劍つるぎを手てにとりてヱルサレムの方かたにこれを伸のべをりければダビデと長老等としよりたち麻󠄃布あさぬのを衣きて俯伏ふれふせり
 772㌻ 
17 而しかしてダビデ神かみに申まうしけるは民たみを數󠄄かぞへよと命めいぜし者ものは我われならずや罪つみを犯をかし惡あしき事ことをなしたる者ものは我われなり然しかれども是等これらの羊ひつじは何なにをなせしや我わが神かみヱホバよ請󠄃こふ汝なんぢの手てを我われとわが父󠄃ちゝの家いへに加くはへたまへ惟たゞ汝なんぢの民たみに加くはへて之これを疚やましめたまふ勿なかれと

18 時ときにヱホバの使󠄃者つかひガデに命めいじ汝なんぢダビデに吿つげてダビデをして上のぼりゆきてヱブス人びとオルナンの打うち場ばにてヱホバのために一箇ひとつの壇だんを築きづかしめよと言いへり 19 是こゝにおいてダビデはガデがヱホバの名なをもて吿つげたる言ことばにしたがひて上のぼりゆけり 20 オルナンは麥むぎを打うちゐけるが回顧󠄃うりかへりて天てんの使󠄃つかひの居をるを視みその四よ人にんの子等こらとともに匿かくれたり 21 やがてダビデはオルナンの方かたに來きたりけるがオルナン望󠄇のぞみてダビデを見みすなはち打うち場ばより出いでゆきて面かほを地ちにつけてダビデを拜はいせり 22 ダビデ、オルナンに言いひけるは此この打うち場ばの處ところを我われに與あたへよ我われそこにてヱホバに一箇ひとつの壇だんを築きづかん汝なんぢその十じふ分󠄃ぶんの値あたひをとりて之これを我われにあたへ災害󠄅わざはひの民たみにおよぶことを止とゞめしめよ 23 オルナン、ダビデに言いひけるは請󠄃こふ之これを取とり王わうわが主しゆの目めに善よしと觀みるところを爲なしたまへ我われなんぢに献さゝげて牛うしを燔祭はんさいの料ものとし打禾車うちぐるまを柴薪たきゞとし麥むぎを素祭そさいとせん我われみなこれを奉たて呈󠄄まつると 24 ダビデ王わうオルナンに言いひけるは然しかるべからず我われかならず十じふ分󠄃ぶんの値あたひをはらひて之これを買かはん我われは汝なんぢの物ものを取とりてヱホバに奉たてまつらじ又󠄂また費つひえなしに燔祭はんさいを献さゝぐることをせじと〘595㌻〙 25 ダビデすなはち其その處ところのために金きん六百ぴやくシケルを衡はかりてオルナンに與あたへたり 26 而しかしてダビデ其處そこにてヱホバに一箇ひとつの祭壇さいだんを築きづき燔祭はんさいと酬恩祭しうおんさいを献さゝげてヱホバを龥よびけるに天てんより燔祭はんさいの壇だんの上うへに火ひを降󠄄くだして之これに應こたへたまへり 27 ヱホバすなはちその使󠄃者つかひに命めいじたまひければ彼かれその劍つるぎを鞘さやに藏をさめたり

28 その時ときダビデはヱホバがヱブス人びとオルナンの打うち場ばにおいて己おのれに應こたへたまふを見みたれば其處そこにて犧牲いけにへを献さゝぐることを爲なせり 29 モーセが荒野あらのにて造󠄃つくりたるヱホバの幕屋まくやと燔祭はんさいの壇だんとは當その時ころギベオンの崇邱たかきところにありけるが
 773㌻ 
30 ダビデはその前󠄃まへに進󠄃すゝみゆきて神かみに求もとむることを得えせざりき是こは彼かれヱホバの使󠄃者つかひの劍つるぎのために懼おそれたるに因よりてなり

第22章

1 ダビデ言いひけるはヱホバ神かみの室いへは此こゝなりイスラエルの燔祭はんさいの壇だんは此こゝなりと 2 ダビデすなはち命めいじてイスラエルの地ちに居をる異邦󠄆人ことくにびとを集あつめしめ又󠄂また神かみの室いへを建󠄄たつるに用もちふる石いしを琢きるために石工せきこうを設まうけたり 3 ダビデまた門もんの扉󠄆とびらの釘くぎおよび鎹󠄃かすがひに用もちふる鐵てつを夥おびただしく備そなへたり又󠄂また銅あかがねを數󠄄かぞへしれぬほどに夥おびただしく備そなへたり 4 また香柏かうはくを備そなふること數󠄄かずしれず是こはシドン人びとおよびツロの者もの夥多おびただしく香柏かうはくをダビデの所󠄃ところに運󠄃はこびきたりたればなり 5 ダビデ言いひけるは我わが子こソロモンは少わかくして弱󠄃よわし又󠄂またヱホバのために建󠄄たつる室いへは極きはめて高大かうだいにして萬國ばんこくに名なを得え榮さかえを得うる者ものたらざる可べからず今いま我われ其それがために準備そなへをなさんとダビデその死しぬる前󠄃まへに大おほいに之これが準備そなへをなせり

6 而しかして彼かれその子こソロモンを召めしてイスラエルの神かみヱホバのために家いへを建󠄄たつることを之これに命めいぜり 7 即すなはちダビデ、ソロモンに言いひけるは我わが子こよ我われは我わが神かみヱホバの名なのために家いへを建󠄄たつる志こころざしありき 8 然しかるにヱホバの言ことばわれに臨のぞみて言いへり汝なんぢは多おほくの血ちを流ながし大おほいなる戰爭いくさを爲なしたり汝なんぢ我わが前󠄃まへにて多おほくの血ちを地ちに流ながしたれば我わが名なの爲ために家いへを建󠄄たつべからず 9 視みよ男子なんし汝なんぢに生うまれん是これは平󠄃安へいあんの人ひとなるべし我われこれに平󠄃安へいあんを賜たまひてその四周󠄃まはりの諸もろ〳〵の敵てきに煩わづらはさるること無なからしめん故ゆゑに彼かれの名なはソロモン(平󠄃安へいあん)といふべし彼かれの世よに我われ平󠄃安へいあんと靜謐せいひつをイスラエルに賜たまはん 10 彼かれわが名なのために家いへを建󠄄たてん彼かれはわが子ことなり我われは彼かれの父󠄃ちゝとならん我われかれの國くにの祚くらゐを固かたうして永ながくイスラエルの上うへに立たゝしめん 11 然されば我わが子こよ願ねがはくはヱホバ汝なんぢとともに在いまし汝なんぢを盛󠄃さかんならしめ汝なんぢの神かみヱホバの室いへを建󠄄たてさせて其そのなんぢにつきて言いひたる如ごとくしたまはんことを
 774㌻ 
12 惟たゞねがはくはヱホバ汝なんぢに智慧󠄄ちゑと頴悟さとりを賜たまひ汝なんぢをイスラエルの上うへに立たてて汝なんぢの神かみヱホバの律法おきてを汝なんぢに守まもらせたまはんことを〘596㌻〙 13 汝なんぢもしヱホバがイスラエルにつきてモーセに命めいじたまひし法度のりと例規さだめを謹つゝしみて行おこなはば汝なんぢ旺盛󠄃さかんになるべし心こゝろを强つよくしかつ勇󠄃いさめ懼おそるる勿なかれ慄をののくなかれ 14 視みよ我われ患難なやみの中うちにてヱホバの室いへのために金きん十萬まんタラント銀ぎん百萬まんタラントを備そなへまた銅あかがねと鐵てつとを數󠄄かずしれぬほど夥多おびただしく備そなへたり又󠄂また材木ざいもくと石いしをも備そなへたり汝なんぢまた之これに加くはふべし 15 かつまた工人こうじん夥多おびただしく汝なんぢの手てにあり即すなはち石いしや木きを琢きり刻󠄂きざむ者ものおよび諸もろ〳〵の工作わざを爲なすところの工匠たくみなど都すべてあり 16 夫それ金銀きんぎん銅あかがね鐵てつは數󠄄かず限かぎりなし汝なんぢ起󠄃たちて爲なせ願ねがはくはヱホバ汝なんぢとともに在いませと

17 ダビデまたイスラエルの一切すべての牧伯等つかさたちにその子こソロモンを助たすくることを命めいじて云いはく 18 汝なんぢらの神かみヱホバなんぢらと偕ともに在いますならずや四方しはうにおいて泰平󠄃たいへいを汝なんぢらに賜たまへるならずや即すなはちこの地ちの民たみを我わが手てに付わたしたまひてこの地ちはヱホバの前󠄃まへとその民たみの前󠄃まへに服󠄃ふくせり 19 然されば汝なんぢら心こゝろをこめ精神せいしんをこめて汝なんぢらの神かみヱホバを求もとめよ汝なんぢら起󠄃たちてヱホバ神かみの聖󠄃所󠄃せいじよを建󠄄たてヱホバの名なのために建󠄄たつるその室いへにヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこと神かみの聖󠄃きよき器うつはを携たづさへいるべし

第23章

1 ダビデ老おいてその日ひ滿みちければその子こソロモンをイスラエルの王わうとなせり 2 ダビデ、イスラエルの一切すべての牧伯つかさおよび祭司さいしとレビ人びとをあつめたり 3 レビ人びとの三十歳さい以上いじやうなる者ものを數󠄄かぞへたるにその人々ひと〴〵の頭かしら數󠄄かずは三萬まん八千せん 4 その中うち二萬まん四千せんはヱホバの室いへの事幹わざを掌つかさどり六千せんは有󠄃司つかさびとおよび裁判󠄄人さばきびとたり 5 四千せんは門もんを守まもる者ものたりまた四千せんはダビデが造󠄃つくれる讃美さんびの樂器がくきをとりてヱホバを頌󠄃たたふることをせり 6 ダビデ、レビの子孫しそんを分󠄃わかちて班列くみを立たてたり即すなはちゲルシヨン、コハテおよびメラリ
 775㌻ 

7 ゲルシヨン人びとたる者ものはラダンおよびシメイ 8 ラダンの子等こらは長かしらエヒエルにゼタムとヨエル合あはせて三人にん 9 シメイの子等こらはシロミテ、ハジエル、ハランの三人にん是等これらはラダンの宗家そうけの長ちやうたり 10 シメイの子等こらはヤハテ、ジナ、ヱウシ、ベリア この四人にんはシメイの子こなり 11 ヤハデは長かしら ジナはその次󠄄つぎ ヱウシ、ベリアは子こ多おほからざるが故ゆゑに之これをともに數󠄄かぞへて一ひとつの宗家そうけとなせり

12 コハテの子等こらはアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエルの四人にん 13 アムラムの子等こらはアロンとモーセ、アロンはその子等こらとともに永ながく區別わかたれてその身みを潔󠄄きよめて至いと聖󠄃者きよきものとなりヱホバの前󠄃まへに香かうを焚たき之これに事つかへ恒つねにこれが名なをもて祝しゆくすることを爲なせり〘597㌻〙 14 神かみの人ひとモーセの子等こらはレビの支󠄂派󠄄わかれの中うちに數󠄄かぞへいれらる 15 モーセの子等こらはゲルシヨンおよびエリエゼル 16 ゲルシヨンの子等こらは長かしらはシブエル 17 エリエゼルの子等こらは長かしらはレハビヤ、エリエゼルは此この外ほかに男子をとこのこあらざりき但たゞしレハビヤの子等こらは甚はなはだ多おほかりき 18 イヅハルの子等こらは長かしらはシロミテ 19 ヘブロンの子等こらは長子うひごはヱリヤ その次󠄄つぎはアマリヤ その三はヤハジエル その四はヱカメアム 20 ウジエルの子等こらは長子うひごはミカ 次󠄄つぎはヱシヤ

21 メラリの子等こらはマヘリおよびムシ、マヘリの子等こらはエレアザルおよびキシ 22 エレアザルは男子なんしなくして死しねり惟たゞ女子によしありし而已のみその女子等によしどもはキシの子こたるその兄弟きやうだい等どもこれを娶めとれり 23 ムシの子等こらはマヘリ、エデル、ヱレモテの三人にん

24 レビの子孫しそんをその宗家そうけに循したがひて言いへば是かくのごとし是これ皆みなかの頭かしら數󠄄かずを數󠄄かぞへられその名なを錄しるされてヱホバの家いへの役事はたらきをなせる二十歳さい以上いじやうの者ものの宗家そうけの長かしらなり 25 ダビデ言いひけらくイスラエルの神かみヱホバその民たみを安やすんじて永ながくヱルサレムに住󠄃すみたまふ
 776㌻ 
26 レビ人びとはまた重かさねて幕屋まくやおよびその奉事つとめの器具󠄄うつはものを舁かくことあらずと 27 ダビデの最後をはりの詞ことばにしたがひてレビ人びとは二十歳さい以上いじやうよりして數󠄄かぞへられたり 28 彼かれらの職しよくはアロンの子孫しそん等たちの手てに屬ぞくして神かみの家いへの役事はたらきを爲なし庭󠄄にはと諸もろ〳〵の室へやの用ようを爲なし一切すべての聖󠄃物きよきものを潔󠄄きよむるなど凡すべて神かみの家いへの役事はたらきを勤つとむるの事ことなりき 29 また供前󠄃そなへのパン素祭そさいの麥むぎ粉󠄃こ酵たねいれぬ菓子くわし鍋なべにて製つくる者もの燒やきて製つくる者ものなどを掌つかさどりまた凡すべて容積かさと長短ながさを量度はかることを掌つかさどり 30 また朝󠄃あしたごとに立たちてヱホバを頌󠄃たゝへ讃ほむることを掌つかさどれり夕ゆふべもまた然しかり 31 又󠄂また安息日あんそくにちと朔日つひたちと節󠄄會せちゑにおいてヱホバに諸もろ〳〵の燔祭はんさいを献さゝげ其その命めいぜられたる所󠄃ところに循したがひて數󠄄かずのごとくに斷たえずこれをヱホバの前󠄃まへにたてまつる事ことを掌つかさどれり 32 是かくのごとく彼かれらは集會しふくわいの幕屋まくやの職守つとめと聖󠄃所󠄃きよきところの職守つとめとアロンの子孫しそんたるその兄弟きやうだい等たちの職守つとめとを守まもりてヱホバの家いへの役事はたらきをおこなふ可べかりしなり

第24章

1 アロンの子孫しそんの班列くみは左さのごとしアロンの子等こらはナダブ、アビウ、エレアザル、イタマル 2 ナダブとアビウはその父󠄃ちゝに先さきだちて死しにて子こなかりければエレアザルとイタマル祭司さいしとなれり 3 ダビデ、エレアザルの子孫しそんザドクおよびイタマルの子孫しそんアヒメレクとともに彼かれらを分󠄃わかちて各おの〳〵その職しよくと務つとめに任にんじたり 4 エレアザルの子孫しそんの中うちにはイタマルの子孫しそんの中うちよりも長かしらたる人ひと多おほかりき是こゝをもてその分󠄃わかかれし班列くみはエレアザルの子孫しそんたる宗家そうけの長ちやうには十六ありイタマルの子孫しそんたる宗家そうけの長ちやうには八あり〘598㌻〙 5 斯かく彼かれらは籤くじによりて分󠄃わかたる彼かれと此これと相あひ等ひとし其そは聖󠄃所󠄃きよきところの督者つかさおよび神かみの督者つかさはエレアザルの子孫しそんの中うちよりも出いでイタマルの子孫しそんの中うちよりも出いづればなり 6 レビ人びとネタネルの子こシマヤといふ書記しよき王わうと牧伯等つかさたちと祭司さいしザドクとアビヤタルの子こアヒメレクと祭司さいしおよびレビ人びとの宗家そうけの長ちやうの前󠄃まへにて之これを書かきしるせり即すなはちエレアザルのために宗家そうけ一ひとつを取とればまたイタマルのために宗家そうけ一ひとつを取とれり
 777㌻ 

7 第だい一の籤くじはヨアリブに當あたり第だい二はヱダヤに當あたり 8 第だい三はハリムに當あたり第だい四はセオリムに當あたり 9 第だい五はマルキヤに當あたり第だい六はミヤミンに當あたり 10 第だい七はハツコヅに當あたり第だい八はアビアに當あたり 11 第だい九はヱシユアに當あたり第だい十はシカニヤに當あたり 12 第だい十一はヱリアシブに當あたり第だい十二はヤキンに當あたり 13 第だい十三はホツバに當あたり第だい十四はエシバブに當あたり 14 第だい十五はビルガに當あたり第だい十六はインメルに當あたり 15 第だい十七はヘジルに當あたり第だい十八はハビセツに當あたり 16 第だい十九はベタヒヤに當あたり第だい二十はエゼキエルに當あたり 17 第だい二十一はヤキンに當あたり第だい二十一はガムルに當あたり 18 第だい二十三はデラヤに當あたり第だい二十四はマアジアに當あたれり 19 是これその職務つとめの順序ついでなり彼かれらは之これにしたがひてヱホバの家いへにいり其その先祖せんぞアロンより傳つたはりし例規さだめによりて勤つとむべかりしなり即すなはちイスラエルの神かみヱホバの彼かれに命めいじたまひしごとし

20 その餘ほかのレビの子孫しそんは左さの如ごとしアムラムの子等こらの中うちにてはシユバエル、シユバエルの子等こらの中うちにてはヱデヤ 21 レハビヤについてはレハビヤの子等こらの中うちにては長子うひごイツシア 22 イヅハリ人びとの中うちにてはシロミテ、シロミテの子等こらの中うちにてはヤハテ 23 ヘブロンの子等こらの中うちにては長子うひごヱリヤ二に子しアマリヤ三さん子しヤハジエル四し子しヱカメアム 24 ウジエルの子等こらの中うちにてはミカ、ミカの子等こらの中うちにてはシヤミル 25 ミカの兄弟きやうだいをイツシアといふイツシアの子等こらの中うちにてはゼカリヤ 26 メラリの子等こらはマヘリおよびムシ、ヤジアの子等こらはベノ 27 メラリの子孫しそんのヤジアより出いでたる者ものはベノ、シヨハム、ザツクル、イブリ 28 マヘリよりエレアザル出いでたりエレアザルは子等こらなかりき 29 キシについてはキシの子こはヱラメル 30 ムシの子等こらはマヘリ、エデル、ヱリモテ是等これらはレビの子孫しそんにしてその宗家そうけにしたがひて言いへる者ものなり
 778㌻ 
31 是これらの者ものもまたダビデ王わうとザドクとアヒメレクと祭司さいしおよびレビ人びとの宗家そうけの長ちやうたる者等ものどもの前󠄃まへにてアロンの子孫しそんたるその兄弟きやうだい等たちのごとく籤くじを掣ひけり兄あにの宗家そうけも弟おとうとの宗家そうけも異ことなること無なかりき〘599㌻〙

第25章

1 ダビデと軍旅󠄃ぐんりよの牧伯等つかさたちまたアサフ、ヘマンおよびヱドトンの子等こらを選󠄄えらびて職しよくに任にんじ之これをして琴ことと瑟しつと鐃鈸ねうはちを執とりて預言よげんせしむその職しよくによれば伶人れいじんの數󠄄かず左さのごとし 2 アサフの子等こらはザツクル、ヨセフ、ネタニア、アサレラ 皆みなアサフの子等こらにしてアサフの手てに屬ぞくすアサフは王わうの手てにつきて預言よげんす 3 ヱドトンについてはヱドトンの子等こらはゲダリア、ゼリ、ヱサヤ、ハシヤビヤ、マツタテヤの六人にん 皆みな琴ことを操とりてその父󠄃ちゝヱドトンの手てに屬ぞくすヱドトンはヱホバを讃ほめかつ頌󠄃たゝへて預言よげんす 4 ヘマンについてはヘマンの子等こらたる者ものはブツキヤ、マツタニヤ、ウジエル、シブエル、ヱレモテ、ハナニヤ、ハナニ、エリアタ、ギダルテ、ロマムテエゼル、ヨシベカシヤ、マロテ、ホテル、マハジオテ 5 是これみな神かみの言ことばをつたふる王わうの先見者せんけんしやヘマンの子等こらにして角かくを擧あぐ 神かみヘマンに男子なんし十四人にん女子によし三人にんを賜たまへり 6 是等これらの者ものは皆みなその父󠄃ちゝの手てに屬ぞくしヱホバの家いへにおいて歌うたを謠うたひ鐃鈸ねうはちと瑟しつと琴ことをもて神かみの家いへの奉事つとめをなせり アサフ、ヱドトンおよびヘマンは王わうの手てにつけり 7 彼等かれらおよびヱホバに歌うたを謠うたふことを習󠄃ならへるその兄弟きやうだい等たち即すなはち巧たくみなる者ものの數󠄄かずは二百ひやく八十八人にん 8 彼かれら大だいも小せうも巧たくみなる者ものも習󠄃ならふ者ものも皆みなともにその職務つとめの籤くじを掣ひきけるが

9 第だい一の籤くじはアサフの家いへのヨセフに當あたり第だい二はゲダリアに當あたれり彼かれもその兄弟きやうだい等たちおよび子等こら十二人にん 10 第だい三はザツクルに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 11 第だい四はイヅリに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 12 第だい五はネタニヤに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 13 第だい六はブツキアに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 14 第だい七はアサレラに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 15 第だい八はヱサヤに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん
 779㌻ 
16 第だい九はマツタニヤに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 17 第だい十はシメイに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 18 第だい十一はアザリエルに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 19 第だい十二はハシヤビアに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 20 第だい十三はシユバエルに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 21 第だい十四はマツタテヤに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 22 第だい十五はヱレモテに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 23 第だい十六はハナニヤに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん〘600㌻〙 24 第だい十七はヨシベカシヤに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 25 第だい十八はでハナニに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 26 第だい十九はマロテに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 27 第だい二十はエリアタに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 28 第だい二十一はホテルに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 29 第だい二十二はギダルテに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 30 第だい二十三はマハジオテに富とみれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん 31 第だい二十四はロマムテエゼルに當あたれりその子等こらとその兄弟きやうだい等たち十二人にん

第26章

1 門もんを守まもる者ものの班列くみは左さのごとしコラ人びとの中うちにてはアサフの子こコレの子こなるメシレミヤ 2 メシレミヤの子等こらは長子うひごはゼカリヤその次󠄄つぎはヱデアエルその三はゼバデヤその四はヤテニエル 3 その五はエラムその六はヨハナンその七はエリヨエナイ 4 またオベデエドムの子等こらは長子うひごはシマヤその次󠄄つぎはヨザバデその三はヨアその四はサカルその五はネタネル 5 その六はアシミエルその七はイツサカルその八はピウレタイ是こは神かみかれを祝福めぐみたまひしなり 6 また彼かれの子こシマヤにも數󠄄人すにんの子こ生うまれたりしがその子等こらは大勇󠄃士だいゆうしにしてその父󠄃ちゝの家いへの主しゆたる者ものなりき 7 すなはちシマヤの子等こらはオテニ、レバエル、オベデ、エルザバデ、エルザバデの兄弟きやうだいエリウとセマキヤは力ちからある人ひとなりき 8 是これみなオベデエドムの孫まご子こなり彼かれらとその子等こらおよび其その兄弟きやうだい等たちは合あはせて六十二人にん皆みな力ちからある者ものにしてその職しよくに堪たふ是これみなオベデエドムに屬ぞくする者ものなり 9 メシレミヤも子等こらと兄弟きやうだい等たち合あはせて十八人にんあり皆みな力ちからある者ものなりき
 780㌻ 
10 メラリの子孫しそんホサもまた子等こらありき其その長かしらはシムリ是これは長子うひごならざりしかどもその父󠄃ちゝこれを長かしらとなせしなり 11 その次󠄄つぎはヒルキヤその三はデバリヤその四はゼカリヤ、ホサの子等こらと兄弟きやうだい等たちは合あはせて十三人にん

12 門もんを守まもるところの班列くみ此この長等かしらたちの中うちより出いでみなその兄弟きやうだいと等ひとしく勤務つとめをなしてヱホバの家いへに仕つかふ 13 彼かれら門々もん〳〵を分󠄃わかつために小せうも大だいもともにその宗家そうけに循したがひて籤くじを掣ひきたりしが 14 東ひがしの方かたの籤くじはシレミヤに當あたれり又󠄂またその子こゼカリヤのために籤くじを掣ひきけるに北きたの方かたの籤くじこれに當あたれりゼカリヤは智慧󠄄ちゑある議士ぎしなりき 15 オベデエドムは南みなみの方かたの籤くじに當あたりその子等こらは倉くらの籤くじに當あたれり 16 シユパムおよびホサは西にしの方かたの籤くじにあたり坂さかの大路おほぢにあるシヤレケテの門もんの傍かたはらに居をれり守者まもるものはみな相對あひむかふ〘601㌻〙 17 東ひがしの方かたにはレビ人びと六人にん北きたの方かたには日々ひびに四人にん南みなみの方かたにも日々ひびに四人にん倉くらのかたはらには二人にんに二人にん 18 西にしの方かたバルバルにおいては大路おほぢに四人にんバルバルに二人にん 19 門もんを守まもる者ものの班列くみは是かくのごとし皆みなコラの子孫しそんとメラリの子孫しそんなり

20 また神かみの府庫くらおよび聖󠄃物きよきものの府庫くらを司つかさどれる彼かれらの兄弟きやうだいなるレビ人びとは左さのごとし 21 ラダンの子孫しそんすなはちラダンより出いでたるゲルシヨン人びとにしてゲルシヨン人びとラダンの宗家そうけの長ちやうたる者ものの中うちにてはヱヒエリ 22 およびヱヒエリの子等こらならびにその兄弟きやうだいゼタムとヨエル是これらはヱホバの家いへの府庫くらを司つかさどれり 23 アムラミ人びとイヅハリ人びとヘブロン人びとウジエリ人びとの中うちにおいては左さのごとし 24 モーセの子こゲルシヨムの子こなるシブエルは府庫くらの宰つかさたり 25 その兄弟きやうだいにしてエリエゼルより出いでたる者ものは即すなはちエリエゼルの子こレハビヤその子こヱサヤその子こヨラムその子こジクリその子こシロミテ 26 此このシロミテとその兄弟きやうだい等たちはすべての聖󠄃物きよきものの府庫くらを掌つかさどれりその聖󠄃物きよきものはすなはちダビデ王わう宗家そうけの長ちやう千せん人にんの長かしら百ひやく人にんの長かしら軍旅󠄃ぐんりよの長等かしらたちなどが奉納󠄃をさめたる者ものなり
 781㌻ 
27 即すなはち戰爭いくさにおいて獲えたる物ものおよび掠取物ぶんどりものを奉納󠄃をさめてヱホバの家いへの修繕つくろひに供そなへたるなり 28 凡すべて先見者せんけんしやサムエル、キシの子こサウル、ネルの子こアブネル、ゼルヤの子こヨアブ等らが奉献をさめたる物ものおよび其その他ほかの奉納󠄃物をさめものは皆みなシロミテとその兄弟きやうだい等たちの手ての下したにありき

29 イヅハリ人びとの中うちにてはケナニヤとその子等こらイスラエルの外事ぐわいじを理をさめ有󠄃司つかさとなり裁判󠄄人さばきびととなれり 30 ヘブロン人びとの中うちにてはハシヤビアおよびその兄弟きやうだいなどの勇󠄃士ゆうし一千せん七百ひやく人にんありてヨルダンの此旁こなたすなはち西にしの方かたにてイスラエルの監督かんとく者しやとなりヱホバの一切すべての事ことを行おこなひ王わうの用ようを爲なせり 31 ヘブロン人びとの中うちにてはその系譜󠄃けいふと宗家そうけとに依よればヱリヤといふ者ものヘブロン人びとの長かしらなりダビデの治世ぢせいの四十年ねんに彼かれらを尋󠄃たづね求もとめギレアデのヤゼルにおいて彼かれらの中うちより大勇󠄃士だいゆうしを得えたり 32 ヱリヤの兄弟きやうだいたる勇󠄃士ゆうしは二千せん七百ひやく人にんにして皆みな宗家そうけの長ちやうたりダビデ王わうかれらをしてルベン人びとガド人びとおよびマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれを監督かんとくしめ神かみにつける事ことと王わうにつける事こととを宰つかさどらせたり

第27章

1 イスラエルの子孫ひと〴〵すなはち宗家そうけの長ちやう千せん人にんの長かしら百ひやく人にんの長かしらおよびその有󠄃司つかさ等たちは年としの惣すべての月󠄃つきのあひだ月󠄃つきごとに更󠄃かはり入いり更󠄃かはり出いで其その班列くみの諸もろ〳〵の事ことをつとめて王わうに事つかへたるが其その數󠄄かずを按かんがふるに一ひと班列くみに二萬まん四千せん人にんありき 2 先まづ第だい一の班列くみすなはち正月󠄃しやうぐわつの分󠄃ぶんはザブデエルの子こヤシヨベアムこれを率󠄃ひきゆ其その班列くみは二萬まん四千せん人にん〘602㌻〙 3 彼かれは正月󠄃しやうぐわつの軍團ぐんだんの長等かしらたちの首をさたる者ものにしてペレヅの子孫しそんなり 4 二月󠄃ぐわつの班列くみはアホア人びとドダイその班列くみの者ものとともにこれを率󠄃ひきゆミクロテといふ宰つかさあり其その班列くみは二萬まん四千せん人にん 5 三月󠄃ぐわつの軍團ぐんだんを統すぶる第だい三の將しやうは祭司さいしの長をさヱホヤダの子こベナヤその班列くみは二萬まん四千せん人にん 6 このベナヤはかの三十人にんの中うちの勇󠄃士ゆうしにして三十人にんの上うへにたてり彼かれの子こアミザバデその班列くみにあり 7 四月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんを統すぶる第だい四の將しやうはヨアブの弟おとうとアサヘルにしてその子こゼバデヤこれに次󠄄つげり其その班列くみは二萬まん四千せん人にん
 782㌻ 
8 五月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんを統すぶる第だい五の將しやうはイズラヒ人びとシヤンモテその班列くみは二萬まん四千せん人にん 9 六月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんを統すぶる第だい六の將しやうはテコア人びとイツケシの子こイラその班列くみは二萬まん四千せん人にん 10 七月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんを統すぶる第だい七の將しやうはエフライムの子孫しそんたるペロニ人びとヘレヅその班列くみは二萬まん四千せん人にん 11 八月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんを統すぶる第だい八の將しやうはゼラの子孫しそんたるホシヤ人びとシベカイその班列くみは二萬まん四千せん人にん 12 九月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんをすぶる第だい九の將しやうはベニヤミンの子孫しそんたるアナトテ人びとアビエゼルその班列くみは二萬まん四千せん人にん 13 十月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんをすぶる第だい十の將しやうはゼラの子孫しそんたるネトパ人びとマハライその班列くみは二萬まん四千せん人にん 14 十一月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんをすぶる第だい十一の將しやうはエフライムの子孫しそんたるピラトン人びとベナヤその班列くみは二萬まん四千せん人にん 15 十二月󠄃ぐわつの分󠄃ぶんを統すぶる第だい十二の將しやうはオテニエルの子孫しそんたるネトパ人びとヘルダイその班列くみは二萬まん四千せん人にん

16 イスラエルの支󠄂派󠄄わかれを治をさむる者ものは左さのごとしルベン人びとの牧伯つかさはヂクリの子こエリエゼル、シメオンの牧伯つかさはマアカの子こシバテヤ 17 レビ人びとの牧伯つかさはケムエルの子こハシヤビヤ、アロン人びとの牧伯つかさはザドク 18 ユダの牧伯つかさはダビデの兄弟きやうだいエリウ、イツサカルの牧伯つかさはミカエルの子こオムリ 19 ゼブルンの牧伯つかさはオバデヤの子こイシマヤ、ナフタリの牧伯つかさはアズリエルの子こヱレモテ 20 エフライムの子孫しそんの牧伯つかさはアザジヤの子こホセア、マナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの牧伯つかさはペダヤの子こヨエル 21 ギレアデなるマナセの半󠄃なかばの支󠄂派󠄄わかれの牧伯つかさはゼカリヤの子こイド、ベニヤミンの牧伯つかさはアブネルの子こヤシエル 22 ダンの牧伯つかさはヱロハムの子こアザリエル、イスラエルの支󠄂派󠄄わかれの牧伯等つかさたちは是かくのごとし 23 二十歳さい以下いかなる者ものはダビデこれを數󠄄かぞへざりき其そはヱホバかつてイスラエルを增まして天空󠄃そらの星ほしのごとくにせんと言いひたまひしことあればなり 24 ゼルヤの子こヨアブ數󠄄かぞふることを始はじめたりしがこれを爲なしをへざりきそのかぞふることによりて震怒いかりイスラエルにおよべりその數󠄄かずはまたダビデ王わうの記錄きろくの籍ふみに載のせざりき〘603㌻〙
 783㌻ 

25 アデエルの子こアズマウテは王わうの府庫くらを掌つかさどりウジヤの子こヨナタンは田野でんや邑々まち〳〵村々むら〳〵城󠄃しろなどにある府庫くらを掌つかさどり 26 ケルブの子こエズリは地ちを耕󠄃たがやす農業のうげふの人ひとを掌つかさどり 27 ラマテ人びとシメイは葡萄園ぶだうばたけを掌つかさどりシフミ人びとザブデはその葡萄園ぶだうばたけより取とれる葡萄ぶだう酒しゆの藏くらを掌つかさどり 28 ゲデラ人びとバアルハナンは平󠄃野ひらのなる橄欖樹かんらんのきと桑くはの樹きを掌つかさどりヨアシは油あぶらの藏くらを掌つかさどり 29 シヤロン人びとシテナイはシヤロンにて牧かふ牛うしの群むれを掌つかさどりアデライの子こシヤバテは谷々たに〴〵にある牛うしの群むれを掌つかさどり 30 イシマエル人びとオビルは駱駝らくだを掌つかさどりメロノテ人びとヱデヤは驢馬ろばを掌つかさどり 31 ハガリ人びとヤジズは羊ひつじの群むれを掌つかさどれり是これみなダビデ王わうの所󠄃有󠄃もちものを掌つかさどれる者ものなり

32 またダビデの叔父󠄃をぢヨナタンは議官ぎくわんたり彼かれは智慧󠄄ちゑあり學がく識しきある者ものなり又󠄂またハクモニの子こヱヒエルは王わうの子等こたちの補佐ほさたり 33 アヒトペルは王わうの議官ぎくわんたりアルキ人びとホシヤイは王わうの伴󠄃侶ともたり 34 アヒトペルに次󠄄つぐ者ものはベナヤの子こヱホヤダおよびアビヤタル王わうの軍旅󠄃ぐんりよの長かしらはヨアブ

第28章

1 茲こゝにダビデ、イスラエルの一切すべての長かしら支󠄂派󠄄わかれの長ちやう王わうに事つかふる班列くみの長かしら千せん人にんの長かしら百ひやく人にんの長かしら王わうとその子等こらの所󠄃有󠄃もちもの及および家畜かちくを掌つかさどる者もの閹官えんくわん有󠄃力いうりよく者しや諸しよ勇󠄃士ゆうしなどを盡こと〴〵くヱルサレムに召集めしあつめ 2 而しかしてダビデ王わうその足あしにて起󠄃たちて言いひけるは我われ兄弟きやうだい等たち我民わがたみよ我われに聽きけ我われはヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこのため我われらの神かみの足あし臺だいのために安居あんきよの家いへを建󠄄たてんとの志こころざしありて已すでにこれを建󠄄たつる準備そなへをなせり 3 然しかるに神かみ我われに言いひたまへり汝なんぢは我わが名なのために家いへを建󠄄たつべからず汝なんぢは軍人いくさびとにして許多あまたの血ちを流ながしたればなりと 4 然しかりと雖いへどもイスラエルの神かみヱホバ我わが父󠄃ちゝの全󠄃家ぜんかの中うちより我われを選󠄄えらびて永ながくイスラエルに王わうたらしめたまふ即すなはちユダを選󠄄えらびて長かしらとなしユダの全󠄃家ぜんかの中うちより我わが父󠄃ちゝの家いへを選󠄄えらび我わが父󠄃ちゝの子等こらの中うちにて我われを悅よろこびイスラエルの王わうとならしめたまふ 5 而しかしてヱホバ我われに衆多おほくの子こをたまひて其そのわが諸すべての子等こらの中うちより我わが子こソロモンを選󠄄えらび之これをヱホバの國くにの位くらゐに坐ざせしめてイスラエルを治をさめしめんとしたまふ
 784㌻ 
6 ヱホバまた我われに言いひたまひけるは汝なんぢの子こソロモンはわが家いへおよび我わが庭󠄄にはを作つくらん我われかれを選󠄄えらびて吾わが子ことなせり我われかれの父󠄃ちゝとなるべし 7 彼かれもし今日こんにちのごとく我わが誡命いましめと律法おきてを堅かたく守まもり行おこなはば我われその國くにを永ながく堅かたうせんと 8 然されば今いまヱホバの會衆くわいしうたるイスラエルの全󠄃家ぜんかの目めの前󠄃まへおよび我われらの神かみの聞きこしめす所󠄃ところにて汝なんぢらに勸󠄂すゝむ汝なんぢらその神かみヱホバの一切すべての誡命いましめを守まもりかつ之これを追󠄃おひもとむべし然しかせば汝等なんぢらこの美よき地ちを保たもちてこれを汝なんぢらの後のちの子孫しそんに永ながく傳つたふることを得えん〘604㌻〙

9 我わが子こソロモンよ汝なんぢの父󠄃ちゝの神かみを知しり完全󠄃まつたき心こゝろをもて喜よろこび勇󠄃いさんで之これに事つかへよヱホバは一切すべての心こゝろを探さぐり一切すべての思想おもひを曉さとりたまふなり汝なんぢもし之これを求もとめなば之これに遇󠄃あはん然されど汝なんぢもし之これを棄すてなば永ながく汝なんぢを棄すてたまはん 10 然されば汝なんぢ謹つゝしめよヱホバ汝なんぢを選󠄄えらびて聖󠄃所󠄃きよきところとすべき家いへを建󠄄たてさせんと爲したまへば心こゝろを强つよくしてこれを爲なすべしと

11 而しかしてダビデは殿とのの廊らうおよびその家いへその府庫くらその上うへの室しつその內うちの室しつ贖罪しよくざい所󠄃しよの室しつなどの式樣ひながたをその子こソロモンに授さづけ 12 また其心そのこころに思おもひはかれる一切すべての物ものすなはちヱホバの家いへの庭󠄄には四周󠄃まはりの諸もろ〳〵の室へや神かみの家いへの府庫くら聖󠄃物きよきものの府庫くらなどの式樣ひながたを授さづけ 13 また祭司さいしおよびレビ人びとの班列くみとヱホバの家いへの諸もろ〳〵の奉事つとめの工わざとヱホバの家いへの諸もろ〳〵の奉事つとめの器皿うつはものとにつきて諭󠄄さとすところあり 14 また諸もろ〳〵の奉事つとめに用もちふる金きんの器皿うつはものを作つくる金きんの重量めかたを定さだめ又󠄂また諸もろ〳〵の奉事つとめの器うつはに用もちふる諸もろ〳〵の銀ぎんの器皿うつはものの銀ぎんの重量めかたを定さだむ 15 即すなはち金きんの燈臺とうだいとその金きんの燈盞ともしびざらの重量めかたを宣のべて一切すべての燈臺とうだいとその燈盞ともしびざらの重量めかたを定さだめ又󠄂また銀ぎんの燈臺とうだいにつきても各々おの〳〵の燈臺とうだいの用法もちひかたにしたがひて燈臺とうだいとその燈盞ともしびざらの重量めかたを定さだめ 16 また供前󠄃そなへのパンの案つくゑにつきてはその各おの〳〵の案つくゑのために金きんの重量めかたを定さだめ又󠄂また銀ぎんの案つくゑのためにも銀ぎんを定さだめ 17 又󠄂また肉󠄁にく鉤さし盂さら杓󠄃しやくのために用もちふる純金じゆんきんの重量めかたを定さだめ金きんの大斝おほさかづきにつきてもまた各々おの〳〵の大斝おほさかづきのために重量めかたを定さだめ銀ぎんの一切すべての大斝おほさかづきのためにも重量めかたを定さだめ
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18 また香かう壇だんのために用もちふる精金せいきんの重量めかたを定さだめかつ車くるまなるケルビムの式樣ひながたの金きんを定さだむ此このケルビムはその翼󠄅つばさを展のべてヱホバの契󠄅約けいやくの櫃はこを覆󠄄おほふ 19 而しかしてダビデ言いひけらく此これ工事こうじの式樣ひながたは皆みなことごとくヱホバのその手てを我わが上うへにくだして我われを敎をしへて書かゝせたまひし者ものなりと

20 かくてダビデその子こソロモンに言いひけるは汝なんぢ心こゝろを强つよくし勇󠄃いさみてこれを爲なせ懼おそるる勿なかれ慄をののくなかれヱホバ神かみ我わが神かみ汝なんぢとともに在いまさん彼かれかならず汝なんぢを離はなれず汝なんぢを棄すてず汝なんぢをしてヱホバの家いへの奉事つとめの諸もろ〳〵の工わざを成󠄃終󠄃なしをへしめたまふべし 21 視みよ神かみの家いへの諸もろ〳〵の役事はたらきをなすためには祭司さいしとレビ人びとの班列くみあり又󠄂また諸もろ〳〵の工わざと從事はたらきを悅よろこびて爲なすところの諸もろ〳〵の技󠄂巧者たくみ汝なんぢとともに在あり且かつまた牧伯等つかさたちおよび一切すべての民たみ汝なんぢの命めいずるところを悉こと〴〵く行おこなはん〘605㌻〙

第29章

1 ダビデ王わうまた全󠄃ぜん會衆くわいしうに言いひけるは我わが子こソロモンは神かみの惟たゞ獨ひとり選󠄄えらびたまへる者ものなるが少わかくして弱󠄃よわく此この工事こうじは大おほいなり此この殿みやは人ひとのために非あらずヱホバ神かみのためにする者ものなればなり 2 是こゝをもて我われ力ちからを盡つくして我わが神かみの家いへのために物ものを備そなへたり即すなはち金きんの物ものを作つくる金きん 銀ぎんの物ものの銀ぎん 銅あかがねの物ものの銅あかがね 鐵てつの物ものの鐵てつ 木きの物ものの木きを備そなへたり又󠄂また葱珩そうかう 嵌はめ石いし 黑くろ石いし火崗みかげいし諸もろ〳〵の寳石はうせき蝋石らふせきなど夥多おびただし 3 かつまた我われわが神かみの家いへを悅よろこぶが故ゆゑに聖󠄃所󠄃きよきところのために備そなへたる一切すべての物ものの外ほかにまた自己おのれの所󠄃有󠄃もちものなる金銀きんぎんをわが神かみの家いへに献さゝぐ 4 即すなはちオフルの金きん三千ぜんタラント精銀せいぎん七千せんタラントを献さゝげてその家々いへ〳〵の壁かべを蔽おほふに供そなふ 5 金きんは金きんの物ものに銀ぎんは銀ぎんの物ものに凡すべて工人こうじんの手てにて作つくるものに用もちふべし誰たれか今日けふ自みづから進󠄃すゝんでヱホバのためにその手てに物ものを盈みたさんかと

6 是こゝにおいて宗家そうけの長ちやうイスラエルの支󠄂派󠄄わかれの牧伯等つかさたち千人にんの長かしら百ひやく人にんの長かしらおよび王わうの工事こうじを掌つかさどる者等ものども誠󠄃意まごころより献さゝげ物ものをなせり
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7 その神かみの家いへの奉事つとめのために献さゝげたるものは金きん五千せんタラント一萬まんダリク銀ぎん一萬まんタラント銅あかがね一萬まん八千せんタラント鐵てつ十萬まんタラント 8 また寳石はうせきある者ものはゲルシヨン人びとヱヒエルの手てに託よりて之これを神かみの家いへの府庫くらに納󠄃をさめたり 9 彼かれら斯かく誠󠄃意まごころよりみづから進󠄃すゝんでヱホバに献さゝげたれば民たみその献さゝぐるを喜よろこべりダビデ王わうもまた大おほいに喜よろこびぬ

10 茲こゝにダビデ全󠄃ぜん會衆くわいしうの前󠄃まへにてヱホバを頌󠄃たゝへたりダビデの曰いはく我われらの先祖せんぞイスラエルの神かみヱホバよ汝なんぢは世々よゝ限かぎりなく頌󠄃たゝへまつるべきなり 11 ヱホバよ權勢いきほひと能力ちからと榮光さかえと光輝かがやきと威󠄂光ゐくわうとは汝なんぢに屬ぞくす凡すべて天てんにある者もの地ちにある者ものはみな汝なんぢに屬ぞくすヱホバよ國くにもまた汝なんぢに屬ぞくす汝なんぢは萬有󠄃ばんいうの首かしらと崇あがめられたまふ 12 富とみと貴たふときとは共ともに汝なんぢより出いづ汝なんぢは萬有󠄃ばんいうを主宰つかさどりたまふ汝なんぢの手てには權勢いきほひと能力ちからあり汝なんぢの手ては能よく一切すべてをして大おほいたらしめ又󠄂また强つよくならしむるなり 13 然されば我儕われらの神かみよ我儕われら今いまなんぢに感謝󠄃かんしやし汝なんぢの尊󠄅たふとき名なを讃美さんびす 14 但たゞし我われら斯かくのごとく自みづから進󠄃すすみんで献さゝぐることを得えたるも我われは何なにならんやまた我民わがたみは何なにならんや萬よろづの物ものは汝なんぢより出いづ我われらは只たゞ汝なんぢの手てより受うけて汝なんぢに献さゝげたるなり 15 汝なんぢの前󠄃まへにありては我われらは先祖せんぞ等たちのごとく旅󠄃客たびゞとたり寄寓やどれる者ものたり我われらの世よにある日ひは影かげのごとし望󠄇のぞむ所󠄃ところある無なし 16 我われらの神かみヱホバよ汝なんぢの聖󠄃名きよきなのために汝なんぢに家いへを建󠄄たてんとて我われらが備そなへたる此この衆多おほくの物ものは凡すべて汝なんぢの手てより出いづ亦また皆みななんぢの所󠄃有󠄃ものなり 17 我わが神かみよ我われまた知しる汝なんぢは心こゝろを鑒かんがみたまひ又󠄂また正直たゞしきを悅よろこびたまふ我われは正たゞしき心こゝろをもて眞󠄃實まことより此この一切すべての物ものを獻さゝげたり今いま我われまた此こゝにある汝なんぢの民たみが眞󠄃實まことより獻さゝげ物ものをするを見みて喜悅よろこびにたへざるなり〘606㌻〙 18 我われらの先祖せんぞアブラハム、イサク、イスラエルの神かみヱホバよ汝なんぢの民たみをして此これ精神せいしんを何時いつまでもその心こゝろの思念おもひに保たもたしめその心こゝろを固かたく汝なんぢに歸きせしめたまへ 19 又󠄂またわが子こソロモンに完全󠄃まつたき心こゝろを與あたへ汝なんぢの誡命いましめと汝なんぢの證言あかしと汝なんぢの法度のりを守まもらせて之これをことごとく行おこなはせ我わが備そなへをなせるその殿みやを建󠄄たてさせたまへ
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20 ダビデまた全󠄃ぜん會衆くわいしうにむかひて汝なんぢら今いまなんぢらの神かみヱホバを頌󠄃たゝへよと言いひければ全󠄃ぜん會衆くわいしうその先祖せんぞ等たちの神かみヱホバを頌󠄃たゝへ俯ふしてヱホバと王わうとを拜はいせり 21 而しかして其その翌󠄃日あくるひに至いたりてイスラエルの一切すべての人ひとのためにヱホバに犧牲いけにへを献さゝげヱホバに燔祭はんさいを献さゝげたり其その牡牛をうし一千せん牡羊をひつじ一千せん羔羊こひつじ一千せんまたその灌祭くわんさいと祭物そなへもの夥多おびただしかりき 22 その日ひ彼かれら大おほいに喜よろこびてヱホバの前󠄃まへに食󠄃くひかつ飮のみ  さらに改あらためてダビデの子こソロモンを王わうとなしヱホバの前󠄃まへにてこれに膏あぶらをそそぎて主しゆ君くんとなし又󠄂またザドクを祭司さいしとなせり

23 かくてソロモンはヱホバの位くらゐに坐ざしその父󠄃ちゝダビデに代かはりて王わうとなりその繁榮さかえを極きはむイスラエルみな之これに從したがふ 24 また一切すべての牧伯等つかさたち勇󠄃士ゆうし等たちおよびダビデ王わうの諸もろ〳〵の子等こらみなソロモン王わうに服󠄃事ふくじす 25 ヱホバ、イスラエルの目めの前󠄃まへにてソロモンを甚はなはだ大おほいならしめ彼かれより前󠄃まへのイスラエルの王わうの未いまだ得えたること有󠄃あらざる王わう威󠄂ゐを之これに賜たまへり

26 夫それヱツサイの子こダビデはイスラエルの全󠄃地ぜんちを治をさめたり 27 そのイスラエルを治をさめし間あひだは四十年ねんなり即すなはちヘブロンにて七年ねん世よを治をさめヱルサレムにて三十三年ねん世よを治をさめたりき 28 遐齡よきよはひにいたり年としも富とみも尊󠄅貴たふときも滿足みちたりて死しねり其その子こソロモンこれに代かはりて王わうとなる 29 ダビデ王わうが始はじめより終󠄃をはりまで爲なしたる事等ことどもは先見者せんけんしやサムエルの書ふみ預言者よげんしやナタンの書ふみおよび先見者せんけんしやガドの書ふみに記しるさる 30 其その中うちにはまた彼かれの政治まつりごととその能力ちからおよび彼かれとイスラエルと國々くに〴〵の諸すべての民たみに臨のぞみしところの事等ことどもを載のす〘607㌻〙
 788㌻